男性へのプレゼントにおすすめの日本酒10選｜選び方のコツも解説！

日本酒好きな男性のためのプレゼントとして、どのような日本酒がおすすめか分かりづらいですよね。日本酒には数多くの種類があり、銘柄によって味わいが異なります。そのため、馴染みのない人にとってプレゼントに適した日本酒を選ぶのは難しいでしょう。

この記事では日本酒のことに詳しくない方が後悔しない、日本酒の選び方について解説します。さらに、プレゼントにおすすめな日本酒銘柄を10商品紹介しています。

男性の日本酒の好みが分からない場合にも役立つ情報も記載しているので、最後まで読んでください。

男性に日本酒のプレゼントが喜ばれる理由

男性にプレゼントを贈るなら日本酒が最適です。

男性に日本酒が喜ばれる理由

• 形に残るものより、消耗品の方がうれしい
• 日本酒は産地や種類により様々な味わいを楽しめる
• 好きな料理に合わせやすい
• リラックスタイムを楽しめるアイテム

また日本酒は料理と一緒にいただくことでお互いをを引き立て、より美味しくしてくれます。男性の好きな料理やおつまみ、酒器と合わせて贈るのもオシャレです。日本酒は食事のあとのリラックスタイムにも喜ばれるアイテム。感謝の気持ちや、ねぎらいの気持ちを伝えるプレゼントにピッタリです。

日本酒は味わいや風味も豊富。贈る相手の好みを知っていれば、失敗せずに選べます。たとえ、相手の好みが分からなくても贈答用に用意されている日本酒や希少な銘柄を選べば、失敗しません。

プレゼントで失敗しない日本酒の選び方

日本酒やお酒が好きな男性向けに日本酒を選ぼうとしても、種類や銘柄が豊富にある日本酒は、何を選べば良いのか迷いやすいでしょう。

日本酒をプレゼントに選ぶときには、6つのポイントがあります。

• 日本酒の産地
• 好きな銘柄やブランド
• 日本酒の種類
• 味わいや飲みやすさ
• 原料のお米
• 好きな料理

相手の男性がよく飲んでいる日本酒や、好きな日本酒の特徴をリサーチしておくとスムーズに選びやすくなるでしょう。

産地で選ぶ

日本酒を製造している酒蔵は日本各地にあります。特に有名な日本酒の産地は新潟県や兵庫県、京都府、広島県です。

日本酒の原料の一つは水なので、水の性質でも味わいが違います。酒造りで重要な発酵には気温も大きく影響するので、地域によって味わいにも個性が出るのです。

男性の好きな日本酒の産地が分かれば、好みの味わいもイメージしやすく選びやすくなります。最近はネット販売も盛んなため地酒も手に入りやすいです。

銘柄・ブランドで選ぶ

日本酒は銘柄やブランドごとに味わいが異なります。同じ地域の日本酒でも、酒蔵ごとに製法や特色が違うためです。男性の好きなブランドが分かれば、同じブランドから日本酒を選べば失敗しないでしょう。

しかし、好きな銘柄やブランドが分からなくても大丈夫です。そういう場合は有名な銘柄やブランドの日本酒を選べば失敗はありません。

代表的なブランドごとの特徴を表にまとめましたので、参考にしてください。

もし、銘柄選びや相手の男性の好みが分からない場合は「久保田」「獺祭」「八海山」から選べば、失敗はないでしょう。

種類で選ぶ

日本酒には種類が豊富で、製造方法や添加物の有無によって「清酒」と「その他醸造酒」に分類。

清酒と区分されるためには、原材料や製造工程に決まりがあります。それをクリアできないお酒は「その他醸造酒」とされるのです。具体的にはみりんや料理酒、どぶろくなどを指します。

男性へのプレゼントにするなら清酒がおすすめです。清酒にも様々な種類があり、大きく分けると「特定名称酒」と「普通酒」があります。

特定名称酒とは

男性へのお祝いなどに日本酒をプレゼントにするなら、特定名称酒から銘柄を選べば失敗がありません。

特定名称酒は製造時に「醸造アルコールを使用するか」と「酒米の精米歩合」によって大きく分けると3種類、さらに細かく分類すると8種類に分類できます。

参考：日本酒の種類とは「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の違いを解説！

吟醸酒はフルーティーで華やかな香りがあり、繊細な味わいを楽しめるのが特徴。どんな方でも飲みやすく喜ばれやすい日本酒です。本醸造酒は香りを引き出す効果のある醸造アルコールを使用。しっかりした香りが楽しめます。スッキリとした味わいなため辛口が好きな方におすすめです。

純米酒は原材料の米の旨みやコクを一番感じられる日本酒。純米酒はさらに製造工程や精米歩合によって細かく種類が分かれます。

純米吟醸酒や純米大吟醸酒は「吟醸造り」という製法で造られる日本酒です。吟醸酒のようなフルーティーな香りを楽しみながら、純米酒の米の旨みを味わえます。吟醸酒と純米酒の良い特徴を併せ持ったお酒なので日本酒が好きな方へのプレゼントにも最適です。

特別純米酒の「特別な製法」とは酒蔵のこだわりや特徴をだせる日本酒です。相手の方の好きな酒蔵が分かるのであれば、特別純米酒をセレクトしても喜ばれるでしょう。

普通酒とは

普通酒とは清酒の中で特定名称酒の基準から外れたお酒です。

普通酒と聞くと「ランクが低いお酒」「美味しくない」というイメージになりがち。しかし、山田錦などの高級な酒米のくず米を使用しているから「普通酒」としているだけで美味しい日本酒もあります。

特定名称酒よりリーズナブルで美味しくいただけるのが特徴。しかし日常酒として親しまれているお酒が多いため、プレゼントには不向きなお酒です。

味わい・飲みやすさで選ぶ

多くの男性の好きな味わいは「辛口」の日本酒です。辛口とは日本酒度で表される味わいの指標で、「甘口」「辛口」と表現されます。

日本酒度とは日本酒に含まれている糖分を表しています。日本酒の糖分は酒米からのもの。酒米は発酵によって糖分がアルコールに変わるため、糖分が分解されるとスッキリとした辛口になるのです。日本酒度はラベルに「+5.0」や「-1.0」と表記されています。「+」になるほど糖分が少なくなり「辛口」と表現されます。

もし、相手の男性が甘口の日本酒をよく飲む場合は甘口のお酒を選ぶと良いでしょう。

米の種類で選ぶ

日本酒の原料は米と米麹、水に場合によって醸造アルコールが添加されます。原材料の種類が少ないため、米の種類によって味わいにも違いが出るのが日本酒の特徴です。

酒蔵は品質の良い日本酒を造るために、酒米の調達にも努力や工夫をしています。例えば、直接契約している農家さんの酒米のみを使用したり、酒米の生産地や品種にこだわったりしているのです。

酒米の種類は様々で味わいにも特徴があります。

h3 合わせる料理で選ぶ

日本酒に組み合わせるお料理は味わいにも大きく影響します。そのため、相手の好きな料理と相性の良い日本酒を選択すると失敗しないでしょう。例えば、白身魚を使用したさっぱりとした料理には、繊細な味わいの吟醸酒やスッキリとした味わいの辛口淡麗の日本酒がおすすめ。

逆に濃純な日本酒には濃いめの味付けや脂身の多い料理など料理の味わいに負けない日本酒が良いでしょう。

日本酒には「和食」というイメージがありますが、洋食の味わいを引き出してくれる日本酒も豊富にあります。とくにカルパッチョやマリネなど、さっぱりしている料理に日本酒との相性が良いです。

この記事で紹介している日本酒のところで、ペアリングすると美味しくいただけるお料理やおつまみを紹介しています。プレゼントする男性の好きな料理に合わせて日本酒を選ぶのもおすすめです。

男性へのプレゼントにおすすめの日本酒銘柄10選

プレゼントにおすすめな日本酒の特徴が分かったら、実際に選んでみましょう。男性に喜ばれやすい日本酒を厳選して10品紹介します。この10品は男性に人気が高く、贈答用にぴったりな日本酒ばかりです。失敗なくスムーズに選びやすくなるため、参考にしてください。

旭酒造 獺祭 磨き二割三分 純米大吟醸

「獺祭 磨き二割三分 純米大吟醸」は山田錦を酒米にして造られたお酒です。山田錦を77％磨き、残りの23％で造った日本酒なので「 磨き二割三分」という名前のお酒になりました。

ひたすらにお米の雑味を排除して、山田錦の豊かな香りとコクのある旨みと甘みを引き出している日本酒です。吟醸酒のキレ感もあるため、飽きずに飲み続けられます。繊細な味わいを楽しめるお酒なので、白身魚の料理やチーズのおつまみとの相性が良いです。コクのあるチーズのおつまみと一緒にプレゼントすると喜ばれるでしょう。

旭酒造 獺祭 磨き三割九分 純米大吟醸

「獺祭 磨き三割九分 純米大吟醸」は獺祭のミドルラインのお酒です。「 磨き二割三分」よりややお米の旨みや甘みを強く感じられます。香りはメロンに近い甘く上品な香りで、後味もスッキリ。純米大吟醸らしい味わいを楽しめます。

おつまみは「二割三分」と同じようにコクのあるものや白身魚を使ったお料理が合いやすいです。

萬乗醸造 醸し人九平次 別誂

「醸し人九平次 別誂」のボトルの外観はワインを感じさせるオシャレなデザイン。プレゼントにも喜ばれます。

一般的には精米歩合が低くなるほどに、スッキリとした淡麗な味わいになります。しかし、「醸し人九平次 別誂」の精米歩合は65％なので、しっかりとしたお米の旨みや酸味を味わえる一品です。

また香りもメロンを感じさせるフルーティーで上品さがあります。しっかりした味わいのお酒のため、洋食やエビの酒蒸しがピッタリです。

朝日酒造 久保田 純米大吟醸

「久保田」の特徴のキレ感のある味わいはそのままに、上品な甘みと酸味のバランスが抜群のお酒です。「久保田 純米大吟醸」は洋食にも合いやすく、繊細な味わいを楽しめるマリネやカルパッチョとのペアリングがおすすめ。

気取らない、カジュアルなシーンでよく楽しまれるお酒です。ちょっとしたお祝いや、感謝の印になるプレゼントにおすすめできます。

八海醸造 純米大吟醸 八海山

「純米大吟醸 八海山」の原料のお米は五百万石と山田錦・美山錦です。そのため、純米酒の特徴である、お米の旨みや甘みを活かした、キレ感のある味わいに仕上がっています。

相性のよいおつまみは、お米の味わいが活かせる魚介系の乾物や味の濃い物がおすすめです。冷酒やお燗でも美味しくいただけるお酒。お料理の温度に合わせてお酒の温度を変えるのがおすすめです。

黒龍酒造 黒龍 大吟醸 龍

「黒龍 大吟醸 龍」は1974年に発売されてから、長く愛されているロングセラーの大吟醸酒です。年配の男性の方へのプレゼントにも最適。

酒米には山田錦を使用し、旨味や甘みが際立ちます。しかし酸味とのバランスが良くキレ感もあるため飲みやすいです。大吟醸の上品でフルーティーな香りも楽しめます。

また、香りの良さも大吟醸の特徴。おつまみに良い食材はキノコです。吟醸酒の繊細な味わいを邪魔することなく、キノコの優しい香りと旨みをしっかりと引き立ててくれます。

出羽桜酒造 出羽桜 桜花吟醸酒

「出羽桜 桜花吟醸酒」はフルーティーで上品な香りの良さで「マックスファクター SK-Ⅱ」の香りサンプルにも選ばれたことがあります。味わいも繊細で、スッキリとしながらお米の旨みや甘み、酸味をほのかに感じられる味わいです。しつこくなく、次々と飲みたくなる日本酒。

おつまみには素材の味わいを活かした冷しゃぶやチキンソテーを選ぶのがおすすめです。お互いを引き立て合って素晴らしいマリアージュを楽しめます。

加藤吉平商店 梵 超吟

「梵 超吟」で使用する酒米は、兵庫県の特Ａ地区産の山田錦です。その山田錦を精米歩合20％までに磨いて使用しています。−10℃の超低温で約5年間熟成されたお酒のため、「究極の純米大吟醸酒」と呼ばれることも。

長期間熟成されているため、味わいはまろやかで、しっかりとした山田錦の旨みがあります。香りも芳醇で普通の純米吟醸酒とは違った深みのある味わいを楽しめるでしょう。

完全予約限定品で1ヶ月に1回、1人1本までの販売と決まっています。特別な日やお祝いなどのプレゼントに最適です。

今代司酒造 錦鯉

「錦鯉」はボトルに錦鯉を連想させるオシャレなデザインがされています。付属のカートンにいれると錦鯉に見えるため、飲み終わった後もボトルを飾って楽しめるお酒です。蔵元の意向で酒質は非公開となっています。香りは原料のお米のような豊かな香り。

味わいは強いコクがありお米の旨みから来る余韻が長いのが特徴です。酸味もバランスが良いため、味の濃い物とペアリングするとマリアージュを楽しめるでしょう。

南陽醸造 花陽浴 雄町純米吟醸生原酒おりがらみ

南陽醸造は小さな酒蔵のため、出来上がるお酒の量も少量です。そのため、毎回販売を開始するとすぐに売り切れてしまう希少品ばかり。

「花陽浴 雄町純米吟醸生原酒おりがらみ」はパインのような甘酸っぱい香りと甘みと酸味、濃厚な旨味が特徴です。それでもキレ感が良いため、しつこさがなく飲みやすいでしょう。雄町を使ったお酒が好きな方や、濃厚な味わいが好きな方におすすめできます。

日本酒のプレゼントに迷ったら、「飲み比べセット」もおすすめ

日本酒は同じ酒蔵で造られていても、ランクや銘柄、製造方法によっても味わいの違いがあります。いつも同じ日本酒を飲んでいる男性の場合は新しい発見があり、楽しんでもらえるでしょう。

また飲み比べセットで用意されている日本酒の瓶は300ml前後です。冷酒にしたい場合は冷蔵庫でまとめて冷やすのも簡単。飲み比べもしやすいのです。

テーブルに数本並べても、邪魔になりにくいメリットもあります。有名な酒蔵のオンラインショップには、飲み比べセットが用意されているので、迷ったら飲み比べセットを選べば間違いありません。

酒蔵によってセット内容も異なりますが、複数のセットが販売されています。予算に合わせてチョイスしやすいでしょう。

「美味しい日本酒」で日本酒についてもっと詳しく知ろう

男性へのプレゼントには日本酒がおすすめです。自宅で自分の時間を楽しめる日本酒は喜ばれやすいでしょう。

日本酒は種類や原材料、酒蔵によって味わいや風味が異なります。知れば知るほどに奥が深く、新しい発見があるのが日本酒の世界です。

プレゼントに選んだ日本酒以外にも、飲んでみたいと思った日本酒があったら、一度試してみてください。日本酒は以前より飲みやすく、若い方にも美味しいと喜ばれる銘柄もたくさんあります。

「美味しい日本酒」では、他にも日本酒に関する記事をまとめています。自分にも飲みやすい日本酒を探してみたいと思ったなら、こちらのサイトを参考にしてください。