日本酒ってイタリアンに合うの?相性の良い日本酒銘柄10種を紹介

日本酒×イタリアンに合う相性の良い日本酒銘柄10種を紹介

日本酒ってイタリアンに合うの?相性の良い日本酒銘柄10種を紹介

イタリアンに合うお酒と言えばワインではないかと思う方が大半かと思います。しかし、今イタリアンに合う日本酒があると言われているのをご存じでしょうか?美味しい日本酒はイタリアンとも相性がいいのです。

この記事ではどんな日本酒がイタリアンにあうのか、実例をもとに紹介します。イタリアンに合うおすすめの日本酒についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

意外にもイタリアンと日本酒の相性は良い!

意外にもイタリアンと日本酒の相性はとても良いです。なぜなら、日本酒は多くの種類があるからです。そのため、イタリアンのメニューに合った日本酒を選べます。

例えば、チーズやピザなどはコクのある日本酒がおすすめです。また、ワイン酵母を使った日本酒もあるのでイタリアンと合わせても抜群の相性なんです。このようにイタリアンと日本酒はとても相性がいいため、一度ためしてみましょう。

 

4種類に分類される日本酒の違いとイタリアンとの相性

日本酒は以下の4種類に分類されます。

  • 薫酒
  • 爽酒
  • 酵酒
  • 熟酒

それぞれのお酒で相性の良いイタリアンは異なります。そのため、どの料理に合うのかを知っていると日本酒でもイタリアンを楽しめるでしょう。

 

薫酒(くんしゅ)香りが高い・白ワインに合う料理

薫酒は香り高い軽やかな味わいが特徴です。自然な甘みのあるものを使ってシンプルであっさりした味付け料理がおすすめ。柑橘系の果物を使ったり添えたりするような料理が良いでしょう。

例えばカルパッチョや生牡蠣のレモン添え、他にはカプレーゼなどが合うと言われています。

薫酒は花のような香りやフルーツ風味がするようなお酒です。また酸と甘みのバランスがよく、スッキリとしつつおだやかな旨味を味わうことができるでしょう。特に、食前酒としておすすめです。白ワインにも合うシンプルな料理が合うといわれています。

種類は「獺祭」や「黒竜」が有名で「玉乃光」や「酔鯨」などは手軽に手に入れることが可能です。

 

爽酒(そうしゅ)淡麗辛口・白身魚のソテーなど

爽酒は、なめらかで香りは控えめながら清涼感がありスッキリして口当たりのよいお酒になります。主に「本醸造」「生酒」が含まれていて、よく淡麗と表現されることが多いです。やや軽めのお酒のため、少し冷やして飲むのがいいでしょう。

爽酒に合うイタリアンはビネガー感がある魚介のマリネがおすすめです。白身魚のソテーも合います。特にビネガー感のある料理は日本酒の得意分野と言っていいでしょう。口の中でまろやかさをアップし、酸味を壊すこともないお酒です。

種類は「八海山」「〆張鶴」「菊水」や「越乃寒梅」があります。

 

醇酒(じゅんしゅ)旨みとコク・チーズ系

醇酒は純米酒や生酛の系列の日本酒です。原料であるお米の香りがたっています。しっかりとした旨味やコク、酸味を感じられ最も食中酒に適していると言っていいでしょう。

醇酒に合うイタリアンはチーズ系のイタリアンが最もマッチします。また、ホワイトソースやバターを使ったクリーム系の料理もおすすめです。

またピザなどもチーズがたくさん使われているため、醇酒が合うでしょう。それだけでなく、ご飯のおかずになるような風味の強い料理もとても合います。

主に「田酒」や「一ノ蔵」「新亀」「剣菱」があります。

熟酒(じゅくしゅ)コクと深い香味・赤ワインに合う煮込み系

熟酒とは熟成によるドライフルーツやスパイスに似た香りがあり、長期熟成酒や古酒などの日本酒になります。

熟酒に合うイタリアンは、牛肉の赤ワイン煮込みやラザニアがおすすめです。また酸味と甘みをバランスよく含んだ強い味わいのあるお酒になります。

主に「山形正宗」や「十四代」「米鶴」が有名です。

今まで紹介していたお酒と少し違い、熟酒は温度の違いで味が変わります。冷酒で飲みたい時はおだやかなものが適しているため熟成期間を短くするといいでしょう。ただし、あまり冷やしすぎてしまうと香りが飛んでしまうので注意が必要です。

ワインのような日本酒!イタリアンに合う日本酒銘柄10選

日本酒は様々な種類があり、特徴や味わい、飲み方も違いがあるお酒です。

イタリアンには合わないのではないかと思う方もいると思いますが、日本酒の特徴にあったイタリアンであればとてもおいしくいただくことができます。

では、イタリアンに合う日本酒銘柄を10種類紹介します。

 

花の香酒造 桜花 純米大吟醸

味わい 香り高く繊細で優しい味わい
香り 花のような香り
酒米 和水町産山田錦

花の香酒造 桜花 純米大吟醸」は日本の四季を感じさせ、春の印象を感じられるように作られたお酒です。華やかで米の旨味を盛り込んだお酒でありながら苦みが少しあることで花吹雪のようなキレを感じます。また、香り高く繊細で優しい味わいです。

ワインのように香りにこだわった日本酒であり、家でくつろいだ時に飲むのが適しています。

木戸泉 純米アフス原酒

味わい 甘みと酸味が強調されている味わい
香り フルーティーな香り
酒米 千葉県産米

木戸泉 純米アフス原酒」原酒で火入れ処理を行っています。火入れ処理とは、低温殺菌することで酵母や酵素、雑菌を殺菌し、失活させることを目的とした処理方法のことです。

火入れ処理をしたことで常温、冷温化の長期貯蔵が可能です。味わいは日本酒とは思えないような甘みと酸味が強調されています。気楽な気持ちで飲めるため、冷やして飲むことがおすすめです。お風呂上りに試してみるのもいいでしょう。

 

醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦

味わい 熟した果実味、気品、渋味、酸味の味わい
香り 多種な香り
酒米 山田錦

醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦」渋味や苦み、酸味を大事にしているお酒です。

醸し人九平次シリーズは全体的にフルーティーな香りと絶妙なバランスの酸が心地よい銘柄になります。お酒に「五味」である甘味・酸味・塩味・苦味・旨味を宿らせることを意識して作られました。

普段の食事でも楽しむことができますし、ちょっと特別な日に楽しむこともできます。お祝いの日に、楽しい食事とともに飲むといいでしょう。

 

玉川酒造 イットキ―

味わい 酸味と甘みが際立つ味わい
香り 生原酒ならではの新鮮な香り
酒米 新潟県産米

玉川酒造 イットキ―」日本酒の革命ともいえるお酒です。アルコール度は12度と低めになっています。

酸味と甘みは通常の約5倍であり、日本酒ではないお酒を飲んでいるような気もするかもしれません。

5度以下で冷やして飲んだり、50度以上に温めて飲んだりと飲むときに飲みたい温度で飲めるため、様々な味を楽しむことができます。

冷酒ではステーキやピザ、ハンバーガーなどジューシーなものが合い、熱燗ならビーフシチューなどこってりで温かい料理に合わせると美味しく楽しめるでしょう。

 

特別純米シャトー妙高SWEET

味わい 白ワインのような味わい
香り 高級菓子が浮かぶような甘い香り
酒米 新潟県産五百万石

特別純米シャトー妙高SWEET]喉越しのよい日本酒です。高級菓子を想像できるような香りに惹きつけられる人も多いでしょう。ワイングラスで飲む人も多くいます。

イタリアンでは魚介類のカルパッチョやサーモンのムニエルが合う日本酒です。飲み方は「冷や」「常温」「オンザロック」と様々な飲み方で楽しめます。嬉しいことがあった日、落ち込んだ時など多くのシーンで飲める日本酒です。

越後鶴亀ワイン酵母仕込み純米吟醸

味わい きりっとした酸味と優しい甘味の味わい
香り フレッシュなベリー系の香り
酒米 山田錦、五百万石

越後鶴亀ワイン酵母仕込み純米吟醸」豊かで芳醇、よく熟していて華やかな香りのする日本酒です。お米を蒸したような香りもあります。ワイン酵母をつかっており、ワインに近い風味です。そのため、ワイングラスで飲むのもいいでしょう。

また、日本酒を飲み慣れていない人や女性にもおすすめできるお酒となっています。カップルで家で待ったり飲むのも楽しめる日本酒です。

 

SakeCafeワイン酵母仕込み吉乃川

味わい 白ワインのような今までにない味わい
香り スーッと透き通るような香り
酒米 新潟米、醸造アルコール

SakeCafeワイン酵母仕込み吉乃川は「ちょっとおしゃれに乾杯できるお酒が欲しいな」という女性の声を取り入れて作られました.。透き通るような花の香りがします。ワインで使用する酵母を使い作ったため、爽やかな、酸味がかんじられるでしょう。

家族や恋人とちょっとおしゃれなお酒を飲みたいなという時におすすめの日本酒です。

鳩正宗 純米酒 ワイン酵母仕込み

味わい 甘酸っぱく優しい、甘みと酸味の味わい
香り ワイン酵母由来の甘さの香り
酒米 華吹雪

鳩正宗 純米酒 ワイン酵母仕込み」青森産の新米と華やかなワイン酵母で作られた日本酒です。そのため、ワインのような香りが広がります。

日本酒度が-30度のため、やや甘口です。しかし、酒米に使用されている華吹雪がキレを出しており、飲みやすい日本酒になりました。

食前酒やデザートとして飲むのがおすすめです。

 

ワイン酵母仕込み純米酒 ARROZ

味わい 白ワインのような甘い味わい
香り 少しコルク、マスカットジュース、干しブドウのような香り
酒米 五百万石、一般米

ワイン酵母仕込み純米酒 ARROZ」白ワインのような甘い味わいの日本酒のため、日本酒デビューに適しています。

名前になっている「ARROZ」はスペイン語で「米」という意味です。
口当たりはとてもまろやかで、マスカットジュース、干しぶどうなど様々な香りがします。甘味は強いものの、決して重いものではありません。そのため後口はさっぱりしています。

和食でも洋食でも飲めるので、少しゆっくりしたい日に飲むのもいいでしょう。
飲み方としては冷やして飲むのがおすすめです。

帝松 褻と霽れ

味わい 赤ワインのような渋味の味わい
香り バナナのような華やかさが強い香り
酒米 国産米

帝松 褻と霽れ」香りはバナナのような香りがするものの、飲んでみると熟したマンゴーのような甘味のある香りがします。甘味がしっかりとあり酸味がほぼないものの、飲むと渋味があるという不思議な日本酒です。

しかしちょっと変わっているからこそ飲みたくなる、癖になる日本酒です。少し静かに夜まったりと過ごしたい時に飲むといいのではないでしょうか。

 

イタリアンと日本酒は相性抜群!ワインの代わりにあわせてみよう

イタリアンと日本酒の相性は良いです。特にワイン酵母を使ったものなどはワインのような味わいで、まったく違和感なくイタリアンと合うでしょう。

チーズにピザなどにはコクのある日本酒を。カルパッチョにカプレーゼでは香りの高い白ワインのような日本酒。このように日本酒の特徴によって合うイタリアンが異なります。

今回紹介した日本酒の中にイタリアンに合いそうで気になる日本酒がありましたら、是非一度試してみてはいかがでしょうか。



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