日本酒に合うフルーツとは|果物と日本酒のおすすめ組み合わせを紹介

日本酒×フルーツ果物と日本酒のおすすめ組み合わせを紹介

日本酒に合うフルーツって?果物と日本酒のおすすめ組み合わせを紹介

日本酒の種類は豊富で、銘柄によっても風味や味わいが異なります。そのため組み合わせるフルーツを間違えてしまうと、日本酒の風味や味わいを損ねてしまうのです。

日本酒にはフルーツとの相性がよいタイプがあり、それぞれに合うフルーツが分かると日本酒をより楽しめるでしょう。

この記事では日本酒専門のサイトを中心にリサーチして、フルーツとの相性の良い日本酒と、ペアリングにおすすめなフルーツについてまとめました。

この記事を参考に、日本酒とフルーツとのマリアージュを楽しんでください。

どんなフルーツが日本酒に合う? 

日本酒のタイプには「薫酒」「熟酒」「爽酒」「醇酒」の4つのタイプがあります。その中でもフルーツと相性が良いのは「薫酒」です。

薫酒の特徴はフルーティーな香りと爽やかな味わいになります。香りが似ているフルーツとの相性が良く、フルーツの酸味や甘みがスッキリとした薫酒の味わいにもマッチします。

主に薫酒に分類される日本酒は吟醸酒や大吟醸と呼ばれるお酒で、素材の味わいを楽しむ料理やおつまみと相性が良いです。

しかし薫酒の香りは銘柄によっても異なります。銘柄にあったフルーツを選ばなければ、せっかくのお酒の良さも感じられません。

好きなフルーツに合う日本酒を理解して、薫酒を楽しみましょう。

日本酒とフルーツのおすすめ組み合わせ10種 

日本酒の薫酒は銘柄によって香りや味わいも異なるため、銘柄にあったフルーツを選べばさらに味わいを深く楽しめます。
相性の良い組み合わせを見つけたらぜひ試してみてください。

メロン×「久保田 純米大吟醸」

味わい 始めに甘さを感じるが
中盤からシャープでキレのある味わい
香り 甘めの華やかな香り
酒米 五百万石

久保田は新潟にある朝日酒造が醸造しています。30年の歴史がある人気の銘柄シリーズです。素材の酒米と水にこだわって作られています。

久保田シリーズの中でも「純米大吟醸」は甘みが強めの風味であり、女性も飲みやすいです。

メロンの甘い風味ととても相性が良く、メロン好きにはやみつきになる組み合わせ。メロンの後味をスッキリとさせてくれるため、くどさを感じさせません。

おすすめの飲み方は、冷酒または常温。薫酒の風味を活かせるため、料理の素材のうまみを引き出してくれます。メロンを使ったサラダやケーキなどと組み合わせると良いでしょう。

 

バナナ×「久保田 千寿」

味わい スッキリとした味わい
香り 爽やかで甘みも少しある
酒米 五百万石

日本酒の中でも有名な久保田シリーズの中にある千寿。スッキリとした味わいの中にも甘みのある風味が特徴の吟醸酒です。さっぱりとした風味が好きな方におすすめできます。

そんな千寿におすすめなフルーツはバナナです。千寿は日本酒独特のアルコール感が少ないため、バナナの甘みや風味を邪魔せずスッと飲めます。また余韻に残る柔らかく甘い風味がバナナとも相性が良いでしょう。

また、バナナは皮を剥けばそのまま食べられるフルーツなので、デザート酒のお供として手軽に食べやすいです。

 

洋梨×「鳳凰美田 初しぼり 無濾過本生 純米吟醸酒」

味わい ややさっぱりめ
香り フレッシュな上品さのある強い香り
酒米 五百万石

鳳凰美田は栃木県にある小林酒造の代表銘柄です。濾過されず、絞ってすぐに瓶詰めされるため、フレッシュな風味を味わえます。

鳳凰美田は豊潤な香りの薫酒で、香りや風味が強く甘い洋梨との相性が抜群です。さっぱりとした味わいのお酒で、女性にも飲みやすいお酒です。

洋梨の入ったサラダやそのままの状態で一緒に楽しむと良いでしょう。いただくときには冷酒がおすすめです。

いちご×「天吹 純米吟醸 いちご酵母 生」

味わい 甘みと酸味のあるスッキリとした味わい
香り 甘く爽やかな香り
酒米 雄町

天吹の純米吟醸 いちご酵母 生」はIWC (インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で2022年にSAKE部門でゴールドメダルを受賞したお酒です。

スッキリとした味わいのため、日本酒に慣れていない方でも飲みやすいお酒でしょう。ブルーのボトルにピンクのラベルの可愛いお酒なので、女性へのプレゼントにも喜ばれます。

いちご酵母を使用しているので生のいちごと相性が良いです。そのため、いちごの酸味と甘みを楽しみながら飲める日本酒です。また、酵母が入っているお酒のため、冷酒がおすすめです。

りんご×「陸奥八仙 純米大吟醸 華想い」

味わい 甘みがあるが後味はスッキリ
香り フルーティーで甘めの香り
酒米 華想い

青森にある八戸酒造株式会社が製造しているお酒です。

酒米に使われている「華思い」は青森県産の品種。また、陸奥八仙は水にもこだわって作られています。同じ青森の土と水で作られる特産のリンゴとも相性が良く、リンゴの酸味と大吟醸の甘みのマリアージュが最高です。

後味がスッキリとした日本酒なので、リンゴを使ったスイーツとの組み合わせでも美味しくいただけますよ。

 

りんご×「亀泉酒造 純米吟醸原酒」

味わい 甘口で酸味とのバランスが良い
香り フルーティー
酒米 国産米

亀泉酒造 純米吟醸原酒」は高知の亀泉酒造が製造している薫酒です。極甘口でとてもフルーティーな香りがします。

極甘口ではありますが、酸味とのバランスが良いお酒です。後味もスッキリとしていて、飽きずに飲めるため女性に人気。特に、甘口が好きな人にリピーターが多いです。

リンゴの風味や酸味との相性が良く、デザート酒として、冷酒でいただくのがおすすめになります。

 

パイナップル×「花陽浴 八反錦 純米大吟醸 無濾過生原酒」

味わい ジューシーな甘みと酸味、渋みがある
香り パイナップルのような香り
酒米 八反錦

花陽浴 八反錦 純米大吟醸 無濾過生原酒」埼玉県の南陽醸造で製造されているお酒です。小さな酒蔵のため、大量生産ができず、販売は1人1本までの限定商品。販売が開始されるとすぐに完売してしまうため、入手困難と言われるほどの人気の日本酒です。

パイナップルに近い豊潤な香りを楽しめるお酒のため、パイナップルを使用した酢豚などとの相性が良いです。

 

マスカット×「MIZUBASHO PURE」

味わい 炭酸感があり、柔らかい甘みと渋み
香り フルーティーで爽やか
酒米 山田錦

群馬県にある永井酒造の「MIZUBASHO PURE」は瓶内二次発酵を取り入れたスパークリング清酒です。

口に含んだときのシュワッとした感覚と一緒に、薫酒のフルーティーな香りと優しい甘みを感じます。和食、洋食のどちらにも合わせられるお酒ですが、フルーツと合わせるならマスカットがおすすめです。

記念日などのお祝いのお供に、マスカットを使用したスイーツと一緒にいただくと、美味しくいただけます。

 

日本酒はドライフルーツと合わせるのも良い 

日本酒はドライフルーツとも相性が良いお酒で、おすすめな日本酒のタイプは「熟酒」になります。

熟酒は熟成されたお酒で味わいがしっかりとあり、香りが強いのが特徴です。そのためフレッシュなフルーツよりも、濃厚な味わいのドライフルーツの方がおすすめできます。

「山形正宗 赤磐雄町純米吟醸」

味わい やや辛口
香り 穏やかな香り
酒米 赤磐雄町

山形の水戸部酒造が製造しているプレミアムな日本酒です。

幻の酒米と言われる「赤磐雄町」のみを使用した熟酒で、小さな樽で少量のみ製造。納得できる品質の年にしか販売されないレアな日本酒になります。

グラスに注ぐとクリーミーな色合いで、優しい香りに包まれます。飲むとお米の旨みやスッキリとした後味が楽しめるでしょう。ドライフルーツの酸味や甘みをうまく引き立てて楽しめるお酒です。

冷蔵庫で冷やしてから飲むと繊細な香りや旨みを感じられやすいでしょう。

 

「飛露喜 特別純米」

味わい 濃厚な旨みとスッキリとした味わい
香り 甘くフルーティーな香り
酒米 山田錦・五百万石

「飛露喜」は福島県にある酒蔵の廣木酒造で製造され、無濾過生原酒の先駆けとして人気のある熟酒です。年間を通して質の良いお酒を提供できるようにと研究を重ねており、飲み頃にはしっかりと熟成されています。

フルーティーな香りながら、しっかりとした旨みのあるお酒のため、ドライフルーツとの相性も抜群です。生詰のため、冷酒でいただくとより美味しくいただけるでしょう。

フルーツとはフルーティーな日本酒と合わせて楽しもう!

日本酒はフルーツとも相性の良いお酒です。とくに大吟醸や吟醸酒はフルーティーな香りや甘みと、スッキリとした味わいのため、素晴らしいマリアージュを楽しめます。

また一昔前より製造方法も進化し、日本酒に慣れていない方でも飲みやすい味わいや風味の銘柄も増えています。

「日本酒はクセがあって飲みづらい」というイメージが合った方も、ぜひ相性の良いフルーツとペアリングして日本酒の世界を楽しんでみてください。

 

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