日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」とは?評価や味わい、おすすめ銘柄を紹介

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」とは?おすすめ銘柄を紹介

「味の濃い料理と合わせる日本酒は何が良いんだろう?」

「しっかりとした味わいの骨太な日本酒が飲みたい!」

日本酒が好きな人のなかには、やさしい味わいのさっぱりとした日本酒では物足りないと感じている人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、播州一献です。

本記事では、播州一献の魅力を詳しく紹介します。この記事を読めば、播州一献がどんな日本酒なのか、そして自分に合っているのかがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」とは

播州一献とは、兵庫県宍粟市山崎町の『山陽盃(さんようはい)酒造』が造っている日本酒です。山陽盃酒造は関西で唯一鉱山貯蔵庫を持つ酒造としても知られています。

播州一献には、「播州地域(兵庫県南西部)で作られた酒米・氷ノ山系の水・播州の風土を詰め込んだ日本酒を1杯どうぞ」という思いが込められています。

ひと口だけ飲んでおいしい日本酒ではなく、普段の食卓を豊かにする飲み飽きない味わいを目指しているのもポイントです。

地域や時期限定の日本酒も多数あり、日本酒ファンを虜にしています。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」の特徴

播州一献の特徴は次の通りです。

  • 旨味を感じられるキレのある味わい
  • 地元の天然水を使った製造している
  • 兵庫県原産の酒米にこだわっている

旨味を感じられるキレのある味わい

播州一献は、しっかりとした旨みがありながら、適度な酸があるため、キレのよい味わいが楽しめる日本酒です。食事と一緒に楽しむことで、料理の味を引き立ててくれます。

蔵元では『もう一杯飲みたい』と思う酒・食卓を彩り、つい笑みがこぼれてしまう『笑顔の花を咲かす酒』を目指して日々酒造りを行っています。

地元の天然水を使った製造している

播州一献の仕込み水は、兵庫県最高峰・氷ノ山の伏流水である揖保川水系の水です。自社の井戸から水を汲み上げて使用しています。

この水は、硬度30mg/L前後の軟水で、味がまろやかで口あたりも優しいのが特徴です。ミネラル分の少ない軟水で醸すことで、やさしい飲み口のなめらかな日本酒になります。

兵庫県原産の酒米にこだわっている

兵庫県は全国屈指の酒米の産地です。山田錦をはじめ、兵庫北錦や兵庫夢錦などさまざまな酒米が作られています。

播州一献は、数ある酒米の中でも県産米ではなく兵庫県原産の酒米を使うことにこだわっているのも特徴です。

播州(兵庫県南西部)のものを、播州の蔵が、播州の水を使って醸すことを信条としており、醸された日本酒には播州の豊かな恵み・気候風土が詰まっています。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」の種類

播州一献は、吟醸酒・純米酒・本醸造酒を造っています。

それぞれの特徴を解説します。

吟醸酒

播州一献では、次の吟醸酒を作っています。

  • 大吟醸(精米歩合50%以上、アルコール添加)
  • 純米大吟醸(精米歩合50%以上、アルコール無添加)
  • 純米吟醸(精米歩合40%以上、アルコール無添加)

吟醸酒は吟醸香と呼ばれる果物を思わせる華やかな香りが特徴で、すっきりと淡麗な味わいが楽しめる日本酒です。

播州一献の吟醸酒は主に山田錦や兵庫夢錦を使用しており、辛口のものから、まろやかな甘さを感じるものまで種類が豊富です。

特に鉱山貯蔵で熟成されたものは、ひと際やわらかい口あたりが楽しめます。

純米酒

純米酒は、米・米こうじ・水だけで造られる日本酒です。醸造アルコールを添加しないため、米本来の味わいがしっかりと感じられるふくよかな味わいになります。

播州一献の純米酒に使用されている酒米は、兵庫夢錦や兵庫北錦です。

ふくよかな旨みと甘み・酸味のバランスがよいものが多く飲み飽きないので、普段の晩酌酒に最適です。

本醸造酒

播州一献では、本醸造の日本酒も造っています。

本醸造酒は、醸造アルコールを加えて味を調整しているため、純米酒よりも口当たりがなめらかで、軽やかな味わいであることが一般的です。

播州一献の本醸造は、一般的な本醸造よりも麹の使用割合を多くすることで、しっかりとした旨みと甘みを引き出しています。本醸造酒らしいなめらかさや軽やかさも感じられるので飲み疲れず、毎日でも飲みたくなるほっとする味わいが地元の人に長年愛されています。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」の評価

ここからは、播州一献の評価を紹介します。

播州一献 純米生原酒

al.15% 精米70%

 

生原酒の限定、みずみずしさの後に、さっぱりしたコクを

しっかりと感じます。

原酒で15度と高くないですが、飲みごたえがあります。

余韻がじゅううんと残るので。

引用:SAKETIME

播州一献 純米吟醸 千年の藤

 

蔵元で購入

 

地元限定酒ですが流石❗️たけさんは呑んでおられるという…😅

 

冷酒で甘~い香りがして、あっ!これ5点❗️😅

甘シュワ旨酸味後、辛苦味でキレていきます。

 

しばらく放置して常温になってくると酸味辛味が増しますが、これもメチャ美味❗️たまらん🥰

あっ❗️というまに空いちゃいました🤤

引用:SAKETIME

純米 生。

少しシュワ感、果実感ある酸味、切れよく甘すぎない。

爽やかでバランスよい仕上がり。

前飲んだときと印象が全然違う。また飲もう。

引用:SAKETIME

播州一献は全体的に評価が高く、味のバランスの良さに言及しているレビューがたくさんありました。

時間が経って酒の温度が上がっても味がぶれることなく、よいバランスを保ったままなので、飲みにくくなることもないでしょう。

温度を変えてさまざまな飲み方ができる日本酒といえます。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」はこんな人におすすめ

播州一献は、次のような人におすすめです。

食事と合わせて楽しむ食中酒を探している人

播州一献は、米の旨み・甘み・酸味のバランスがよく、適度なキレもあるため飲み疲れない日本酒です。しっかりとした味わいながら料理の味を邪魔しにくいので、食事と合わせて楽しめる食中酒を探している人におすすめします。

その土地の魅力が詰まった地酒を楽しみたい人

播州一献は、播州の米・水・風土にこだわって造られているオール播州の地酒です。その土地の豊かな恵みが詰まった本当の地酒を味わってみたい人は、ぜひ味わってみてください。

鉱山貯蔵の日本酒を飲んでみたい人

播州一献の蔵元である山陽盃酒造は、関西で唯一鉱山貯蔵庫を持つ蔵元です。

一年を通じて気温の変化が少ない鉱山の中で熟成された日本酒は、ひと際まろやかでやわらかい味わいになります。

光・振動・気温の変化がない環境でじっくり熟成された特別な日本酒を味わってみたい方におすすめです。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」のおすすめ銘柄3選

ここからは、播州一献のおすすめ銘柄を3つご紹介します。

どの銘柄を飲もうか迷っている人は、参考にしてみてください。

播州一献「大吟醸」

大吟醸の華やかな香りと、上品なやわらかさが感じられる比較的辛口の大吟醸です。

酒米は播州吉川産の山田錦を使用しており、山田錦らしい甘み・旨みも十分に感じられます。

鉱山貯蔵でゆっくり熟成させたことで、辛口の日本酒にありがちな口あたりの強さもとれ、まろやかな飲み口になっているのもポイントです。

冷やしてワイングラスに注ぎ、少し脂の乗った白身魚の刺身などと合わせて召し上がってみてください。

価格 5,500円/1,800mL

3,300円/720mL

1,320円/300mL

原料米 特A地区播州吉川産山田錦
精米歩合 40%
アルコール度

播州一献「純米吟醸 千年の藤」

宍粟市山崎町にある大歳(ださい)神社の千年藤をイメージして造られた純米吟醸酒です。

純米吟醸らしい華やかな香りと、ふくよかな奥行きのある味わいが特徴です。飲みごたえのある吟醸酒を探している人におすすめします。

米の旨みも適度に感じられるので、まんじゅうや大福といった和菓子とペアリングしてみるのもおもしろいでしょう。

価格 3,520円/1,800mL
1,870円/720mL
原料米 兵庫夢錦
精米歩合 60%
アルコール度

播州一献「本醸造」

地元の人々に長年にわたって愛され続けている本醸造酒です。米麹の使用割合を増やすことで、しっかりとした旨み・甘みが感じられる味わいになっています。

本醸造らしいなめらかさやキレのよさもあり、飲み疲れないのが魅力です。

飲む温度帯を選ばず、冷から燗までオールマイティに楽しめるので、普段の晩酌酒を探している人におすすめします。

ぜひ肉じゃがや煮魚など、甘辛い味わいのものと合わせて楽しんでみてください。

価格 2,200円/1,800mL
1,210円/720mL
440円/300mL
原料米
精米歩合 70%
アルコール度

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」の購入方法

播州一献は、次の場所で購入できます。

  • 蔵元直営店
  • 地元の酒販店
  • 楽天・Amazonなどのネット通販

播州一献の醸造元である山陽盃酒造にはオンラインショップがあり、一部の商品を取り扱っています。確実に手に入れたい人は、公式オンラインショップを利用するのがおすすめです。

近くに取扱店がある人は、実際に酒販店に足を運んでみましょう。特約酒販店の場合は、限定流通の播州一献が手に入るかもしれません。

楽天・Amazonなどのネット通販でも購入できますが、その場合は出品者情報を忘れずに確認してください。蔵元が提示している価格より大幅に高い値段で販売されている商品は、転売品の可能性があります。また、酒販店以外の出品者の場合、商品管理が適切でなく、酒の味が変わっている可能性もあるので避けましょう。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」に関するよくある質問【Q&A】

播州一献に関するよくある質問をまとめました。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」とはどういう意味ですか?

播州一献は、「播州の米・水を使って醸した酒を、1杯どうぞ」という意味です。

播州は、日本酒発祥の地ともされており、現在の兵庫県南西部にあたります。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」のおすすめの飲み方は何ですか?

商品によって異なりますが、全体的に味わいのバランスがよいので、冷から燗まで幅広い温度で楽しめます。

日本酒に慣れていない人は、まず冷酒で楽しむのがおすすめです。そこまでアルコールのきつさを感じないため、飲みやすいでしょう。

日本酒に慣れてきたら、少しずつ常温・燗も試してみると日本酒の楽しみ方の幅が広がります。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」のアルコール度数はどのくらいですか?

おおむね15~16度です。日本酒の度数としては平均的です。

日本酒「播州一献(ばんしゅういっこん)」を飲んでみよう

播州一献は、播州の米・水・風土が凝縮された日本酒です。その土地の情景が思い浮かぶような本当の地酒を探している人は、ぜひ一度味わってみてください。

全体的に旨み・甘み・酸味のバランスがよく、キレもあるので、幅広い料理とのペアリングが楽しめるのも播州一献の魅力です。いろいろな飲み方・ペアリングを試してみたい人におすすめします。

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