寒い日には、熱燗で温まろう!作り方や選び方とオススメの熱燗15選!

寒い日には、熱燗で温まろう!作り方や選び方とオススメの熱燗15選!

「寒いから熱燗を飲みたいんだけど、どうやって作ればいいの・・??」
「熱燗用の日本酒ってあるの?オススメを知りたい。。。」

美味しい日本酒編集部

こんにちは!いつもは冷酒派だけど、たまに異常なほど熱燗を飲みたくなる「美味しい日本酒」編集部です!

さぁ熱燗の季節がやって参りました!

厳しい冬の寒さの中、体の芯まで冷え切って、「あーー寒い」と言いながら居酒屋に入り「熱燗」を頼む。一口、一口飲むたびにじんわりと体の芯から温まってくる。「あーー熱燗さいこう。。」

・・・・というわけで、今回は【「熱燗」の作り方】と【熱燗にしたら美味しいオススメの日本酒】を記事にしました!

熱燗とは

熱燗(あつかん)とは、簡単に言うと「温めた酒」のことです。寒い季節や地方で親しまれている日本酒の飲み方です。しかし熱燗自体は温めた日本酒全般を指す言葉ではありません。

酒自体を温める行為を「燗(かん)をつける」と言い、温めた日本酒は「燗酒(かんざけ)」と呼ばれます。

また燗酒には温める温度で違う呼び名があり、熱燗はその呼び名の中の一つです。

温度による熱燗の違い

一口に熱燗、燗酒と言っても、温めた温度でその味わいや呼び方は異なります。燗をつけた日本酒の呼び方は、一般的に温度によって6種類の名称があります。

それぞれの名称と特徴について、温度の高いものから見てみましょう。

  • 飛び切り燗(とびきりかん)

…温度:55度以上

…イメージ:熱燗よりもさらに辛口になる。

  • 熱燗

…50度~55度

…イメージ:キレが出て辛口になり、香りもシャープになる。

  • 上燗

…45度~50度

…イメージ:香りが引き締まる。

  • ぬる燗

…40度~45度

…イメージ:香りが開く。

  • 人肌燗(ひとはだかん)

…35~40度

…イメージ:米や麹の香りを楽しむのに適しており、味に膨らみが出る。

  • 日向燗(ひなたかん)

…33度前後

…イメージ:香りが引き立つ温度。

 

熱燗にピッタリな日本酒の選び方

日本酒には冷酒向きのものと、熱燗向きのものがあります。これは温度の変化で、日本酒の風味が変化するためです。

それでは、熱燗におすすめの日本酒はどのように選べば良いのでしょうか?

熱燗向けの日本酒を選ぶための3つのポイントを解説します。

種類で選ぶ

日本酒には醸造方法によって様々な種類があります。「吟醸酒」や「純米酒」、「本醸造酒」などは聞いたことはありますか?

「日本酒は、たくさん種類があってわからない…」という方に、特定名称の清酒の違いや熱燗に合う種類について、わかりやすく説明していきます。

まず、特定名称の清酒とは吟醸酒純米酒、本醸造酒を言い「清酒の製法品質表示基準」を満たしている日本酒のことです。

また特定名称の清酒は原料や製造方法(精米歩合、こうじ米使用の割合、香味等の要件)によって、以下の8種類に分類されます。

 

醸造酒とは、米、麹、水に醸造アルコールを添加して造ったもの。

  • 大吟醸酒…精米歩合は50%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。
  • 吟醸酒…精米歩合は60%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。
  • 特別本醸造酒…精米歩合は60%以下、又は特別な製造方法。香味、色沢が特に良好。
  • 本醸造酒…精米歩合は70%以下。香味、色沢が良好。

 

純米酒とは、米、麹、水だけで造ったもの。

  • 純米大吟醸酒…精米歩合は50%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。
  • 純米吟醸酒…精米歩合は60%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。
  • 特別純米酒…精米歩合は60%以下、又は特別な製造方法。香味、色沢が特に良好。
  • 純米酒…精米歩合は規定なし。香味、色沢が良好。

 

この中で熱燗におすすめの日本酒は、本醸造酒や純米酒、普通酒です。

  • 純米酒をぬる燗(40~45℃)で飲むのがおすすめ!…米の風味や旨味を感じられます。
  • 本醸造酒を上燗(45~50℃)か熱燗(50~55℃)で飲むのがおすすめ!…キリッとシャープな味わいです。

もっと詳しく知りたい!という方は、以下の国税庁HPの「清酒の製法品質表示基準」をご覧ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/seishu/gaiyo/02.htm

 

製造方法で選ぶ

製造方法には、主に3つの方法があります。

  • 速醸仕込み…現在の主な製造方法。味、香りが洗練された日本酒。
  • 生酛(きもと)造り…コクと旨味のスッキリ感がある日本酒。
  • 山廃(やまはい)仕込み…濃厚で旨味が多い日本酒。

この中で熱燗におすすめの日本酒は、温めても香りが抜けにくく、旨味を感じやすい生酛造りと山廃仕込みで製造された日本酒です。

酸度で選ぶ

酸度とは、日本酒の旨味を表す指数です。この酸度は旨味や酸味を感じやすくする有機酸(乳酸やコハク酸、リンゴ酸など)の多さを表した数値で、酸度が高ければ高いほど旨味を感じやすいとされています。酸度の高い日本酒を熱燗にすることで、深みのある味わいを感じやすく、旨味の高い熱燗を楽しめます。



熱燗を作って、飲むメリット3つ

まずは熱燗を作って、飲むメリットについて紹介します!

熱燗を飲むメリット

  1. 身体が温まり、健康的。
  2. 余った日本酒を使っておトクに作れる。
  3. 自分の好みの温度で楽しめる。

身体が温まり、健康的

まず、冷やでのんでも温めて飲んでも、日本酒には他のお酒を飲んだ時よりも体温が2℃ほど高くなる効果があります。

これは、日本酒には「アデノシン」という成分が含まれていて、この「アデノシン」には血管の収縮を妨げる効果があるためです。

それにより日本酒を飲んだ後しばらくは、血管が広がったままの状態が続き、温かい血液が全体に流れて、ポカポカするんです!

そして熱燗ならば、さらにポカポカに。

血流がよくなり、毛細血管の働きを活性化するので、肩こりや冷え性、腰痛、疲労回復などに効果があります。
また、肌の代謝もよくなり美容効果や老化防止にも効果があると言われています。

MEMO
日本酒+熱燗は、血流を良くし、肩こり、腰痛、疲労回復、美容にも効果があります。

余った日本酒を使っておトクに作れる

熱燗を自宅で作るうえで最大のメリットは、おトクに作れること!

飲みきれずに余った日本酒や、少し劣化しちゃったな〜というお酒を使って、美味しく蘇らせることができます。

また、熱燗に向いている日本酒は、比較的値段が安い純米酒や本醸造というタイプが向いているので、安くおトクに熱燗を作れるんです!

自分の好みの温度で楽しめる

一般的に「熱燗」は温めた日本酒のことを指しますが、正確には「熱燗」は、50℃前後のお酒を指します。

上記の図のように、35℃であれば「人肌燗」、55℃では「とびきり燗」と5℃ずつに違った名称があり、味わいも違ってきます。

美味しい日本酒編集部

自分で作れば、いろいろな温度を試して、味わいの変化を楽しめますよ♩

さて、ここから簡単に作れる熱燗の作り方を紹介!

美味しい熱燗の作り方

【鍋でつくる】自宅で簡単に作れる熱燗の作り方

  • 手順1
    お酒を注ぐ

    お酒を徳利の九分目まで注ぐ。 

  • 手順2
    ラップをする
     

    ラップをして香りが飛ばないようにする。

  • 手順3
    お湯を沸かす

    鍋に水をいれ、沸かす。(徳利が半分〜肩まで浸かるくらいの水の量) 

  • 手順4
    徳利をいれる

    火を止め、徳利をいれる。2分半〜3分ほどで熱燗になります。

  • 手順5
    完成
     

    お猪口で飲んでみよう!

【レンジでつくる】自宅で簡単に作れる熱燗の作り方

  • 手順1
    お酒を徳利に注ぐ
     

    お酒を徳利の九分目まで注ぐ。

  • 手順2
    ラップをする
     

    香りが飛ばないようにラップをします。

  • 手順3
    電子レンジで温める

    熱燗にするには、70秒が目安です。
    レンジの場合、均一に温まらないため、20秒〜30秒に一度取り出して、混ぜてからまた温めるのがコツです。

  • 手順4
    完成
     

    お猪口で美味しく飲みましょう!

オススメの熱燗に合う日本酒15選

運営者:平野が実際に飲んだ「熱燗に合う日本酒」の中で、これは旨かったなという日本酒を9本選びました。
こだわった熱燗を飲みたい時には、参考にしてみてくださいね。

穏やかでしみじみ〜〜 池月 純米酒 

池月 純米酒

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:島根

このお酒は燗がおススメのお酒。
冷酒で飲むと「まぁまぁ」といった率直な感想だが、燗にすると全く違う。
柔らかな飲み口から、口の中でふくらむ米の旨み。また鋭い酸がキレのよさを感じさせる味わいは至福の時間をもたらしますよ!

燗酒ビギナーにお勧め! 美丈夫 特別本醸造 

美丈夫 特別本醸造

オススメの温度👉40℃〜45℃(ぬる燗)
産地:高知

温めるとゆるゆると立ち上る丸くふくらみのある味わい、繊細で上品な香りに爽やかな酸や切れ味のよさは質の良さを感じさせます。

この味わいにこの安さ。コストパフォーマンスのよさには感激です。

 

THE熱燗! 神亀酒造 純米酒

神亀酒造 神亀【しんかめ】

オススメの温度👉50℃(熱燗)
産地:埼玉

 

2年以上常温熟成させたというこの新亀のお酒は、辛口でどっしりとした「THE熱燗」といった味わい。燗にすることによって、米の甘みを繊細に感じられる印象です。
昔ながら熱燗が好きという方にはもってこいのお酒。

 

お燗の食中酒! 加茂金秀 特別純米

賀茂金秀 特別純米

オススメの温度👉45℃(上燗)
産地:広島

 

口に含むと米の香りとクリーミーな旨味が広がる一方で、軽やかな酸があり、さっぱりとした味わい。食中酒としての活躍の場は広いお酒。

美味しい日本酒編集部

食中酒として、もってこいのお酒なので、数人で鍋を囲む時などにぜひ!

 

冷やで熱燗で飲み比べ体験! 新潟 有名銘柄 5セット

人気新潟 金賞受賞酒蔵 飲み比べセット

オススメの温度👉40℃~50℃(上燗)

日本酒王国と言われる新潟の有名5蔵のセット。まず冷やで飲み比べてみて、次に5種類を熱燗で飲み比べてみるといった、味わいの違いを楽しめる。

家族が集まる時など、盛り上がることは間違いないですね。

 

熱燗の王者!

天狗舞 純米

オススメの温度👉45℃(上燗)
産地:石川

冷やで飲んだ時は、けっこうー辛くて、自分とは合わないなぁーと感じていたのですが、燗で飲んでからは全く印象が変わりました。

温めることによって、隠れた旨味が一気に出てきて、深みのあるお酒になります。
熱燗で飲むならかなりお勧めな一本。

 

ミスターバランス派 李白 純米酒

李白 純米酒

オススメの温度👉40℃(上燗)
産地:島根

 

甘み、旨味のバランスがよく、甘くて辛いといった印象。冷やで飲めば、甘口が強くでるのですが、熱燗で飲めば辛口と甘口のバランスがよくなるという不思議で面白いお酒です。

初心者の方にはオススメで、40℃くらいのぬる燗で飲めば、そのままでも、食中酒としても、様々なシーンで活躍するお酒です。

 

NO1 お燗酒 大七純米生もと

大七純米生もと

オススメの温度👉50℃(熱燗)
産地:福島

 

「おせち料理によく合ってお燗にすると美味しい日本酒」第1位や、「お燗にして美味しい日本酒」ゴールド賞を受賞するなど、お燗といったらこのお酒。

初心者の方からよく飲む方まで、全ての人が納得する味わい。

生酛(きもと)という自然な方法で造られているため、力強いお酒というのが最初の印象。コク旨な一本です。

 

肉料理と相性抜群

南部美人 特別純米

オススメの温度👉50℃(熱燗)
産地:岩手

 

南部美人の吟醸系は、香り高く華やかな印象ですが、この特別純米はまた違った味わい。香りは抑えられ、ふわりとした甘みも燗にすると抑えられる。綺麗な酸味が、肉を合わせると抜群の旨さ!かなり飲みやすく、お酒が進む一本。

諸橋酒造 越乃景虎 龍

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:新潟

穏やかで落ち着いた香り。スッキリとした飲み口の中にも程よい米の旨味を感じられる、まろやかな味わいの辛口酒です。冷や・常温・ぬる燗・熱燗と幅広い温度帯に向いています。

豊酒造 華燭 あつ燗本醸

オススメの温度👉45~55℃(上燗~飛びきり燗)
産地:福井

常温では穏やかな香りで、口当たりはやわらかな優しい味わいです。おすすめの飲み方は熱燗で、口に含んだ時のふくらみが、格段に広がります。またしっかりとした強めのコクと強めのキレが残り、のどごしが楽しめます。

福光屋 加賀鳶 極寒純米 辛口

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:石川

口に含んだときに米の旨味がフワッと膨らみ、飲み込んだあとにスッと消えていく、キレの良さが特長の純米酒。コクのある味わいが特徴です。

北雪酒造 北雪 金星

オススメの温度👉50℃(熱燗)
産地:新潟

キレが良く、飲み飽きしないスッキリとした辛口の日本酒。おすすめの飲み方はお燗から冷酒まで幅広く、どんな料理とも合う定番酒です。

近藤酒造 華姫桜 極み辛口

オススメの温度👉40~50℃(ぬる燗~熱燗)
産地:愛媛

旨みの中に主張する辛さが頼もしく、のどごしの良いお酒です。すっきりしたのど越しの辛口で、食中酒として熱燗がおすすめです。

酔鯨酒造 酔鯨 特別本醸造

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:高知

ぬる燗で飲むと美味しい超辛口の純米酒です。冷酒ではガツンとくる飲みごたえですが、温めることで甘味が増して、まろやかでコクのある余韻を楽しめます。

高砂酒造 本醸造酒 国士無双 

オススメの温度👉35~40℃(人肌燗~ぬる燗)
産地:北海道

北海道大雪山の伏流水で醸した透明感のある飲み飽きしない淡麗辛口酒です。おすすめは熱燗ですが、冷やから燗まで幅広く楽しめます。

お福酒造 うまくち お福 特別本醸造

オススメの温度👉35~40℃(人肌燗~ぬる燗)
産地:新潟

清楚な香りと口中に広がる米本来からくるまろやかな旨みの中にも、淡麗ですっきりとした甘口の味わいが特徴です。40℃前後のぬる燗がおすすめです。

加越 加賀ノ月 三日月 本醸造

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:石川

霊峰白山の伏流水と、酒造好適米「五百万石」やその他石川県産米を使って醸しています。冷酒から熱燗まで幅広く味わいを楽しむことができる飲み飽きのしない食中酒です。

八海醸造 八海山 特別本醸造

オススメの温度👉40~50℃(ぬる燗~熱燗)
産地:新潟

米の甘みと香りがしっかりと感じられ、飽きの来ないキレのある味わいが特徴です。ちょうどいいバランスのアルコール感があり、本醸造らしい刺激的な昔ながらの熱燗を楽しめます。

朝日酒造 久保田 特別本醸造 百寿

オススメの温度👉40℃(ぬる燗)
産地:新潟

言わずとしれた久保田の一番のスタンダード品で、特定名称は本醸造酒です。クセのない味わいは冷やから燗まで、あらゆる楽しみ方ができる万能な1本です。

名手酒造 黒牛 純米酒

オススメの温度👉45~50℃(上燗~熱燗)
産地:和歌山

お米の風味や独特の酸味がバランスよく調和して、クセがなく初心者向けの燗酒におすすめです。冷酒や常温よりもぬるめの燗につけることにより、その風味がぐんと増します。

自分好みの日本酒や飲み方を見つけよう

気になる熱燗向きの日本酒は見つかりましたか?

現在は居酒屋など外食だけでなく、家でも楽しめる、さまざまな日本酒が販売されています。その中から自分好みの日本酒を見つけ、自分好みの飲み方を発見していくのも楽しみの一つです。

今回の熱燗にピッタリの日本酒を見つけるポイントをヒントに、自分好みの日本酒を見つけ、素敵な熱燗ライフを楽しんでください。

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