お刺身に合う日本酒銘柄9選!お刺身の種類別に紹介!

お刺身×日本酒銘柄9選!お刺身の種類別に紹介!

お刺身に合う日本酒銘柄9選!お刺身の種類別に紹介!

お刺身に合う日本酒は製法や原料の違いによって、合うものと合わないものが存在します。そのためお刺身に合う日本酒がわからない、選ぶのが難しいという印象を持つ人も少なくないでしょう。

こちらの記事では刺身の種類ごとに合う日本酒の特徴と具体的な銘柄を日本酒専門サイトが詳しく紹介していきます。刺身に合う日本酒が何なのか詳しく知りたいという方は是非参考にしてください。

お刺身に合う日本酒の特徴は? 

ざっくりいうと、赤身のお刺身なら旨みの強い日本酒、白身のお刺身なら淡麗な日本酒が合います。つまり「お刺身と同系統の日本酒が合う」という事が言えます。

例えば、赤身は鉄分を多く含むので脂肪分がより多く、濃厚で旨みが強いですそのため日本酒も旨みの強いものを合わせる必要があります。反対に白身はあっさりしていて繊細な味わいであるため、すっきりとした上品な日本酒を合わせると良いでしょう。

マグロやカツオなどの赤身魚には辛口の日本酒が、鯛やヒラメなどの白身魚には香りが控えめな日本酒がよく合います。また、同じ赤身魚や白身魚でもネタごとに相性の良い日本酒が異なるため、注意しましょう。次の見出しで詳しく紹介します。

マグロのお刺身にあう日本酒2選

マグロには旨みの強い日本酒が合います。何故ならマグロは濃厚で旨みが強いからです。また脂肪分が多いため、お刺身の脂を流してくれるスッキリとした日本酒も合うでしょう。

一方でフルーティーなものはマグロのお刺身には合いません。フルーティーな日本酒は魚の生臭さを助長することがあるからです。

例えば吟醸作りで作られた日本酒や純米吟醸酒、純米大吟醸酒はフルーティーな日本酒に該当します。これらを合わせてしまうと日本酒の味より魚の生臭さが勝ってしまうためおすすめ出来ません。

マグロのお刺身に合った、おすすめの日本酒2選を紹介します。

「燦然 純米 雄町」

味わい 深みのある味わい
香り ふくよかなお米の香り
酒米 岡山県産 雄町

まず紹介するのは「燦然 特別純米 雄町」です。この日本酒は口に含むとまろやかな旨みと穏やかな甘みが口の中に広がっていき、きめ細かな味わいを楽しめます。

酒米は岡山県産の雄町です。この酒米は日本酒のために作られたお米で、食用米に比べて粒が大きく吸水性が良いのが特徴です。お燗にして赤身のお刺身やお鍋、焼き魚と合わせると良いでしょう。

 

「杣の天狗 純米吟醸 うすにごり 生原酒」

味わい 心地よい苦味
香り 甘い
酒米

兵庫県産 山田錦

次に紹介するのは「杣の天狗 純米吟醸 うすにごり 生原酒」です。

この日本酒は口に含むとフレッシュさとコク、旨さ、心地よい苦味が口に広がり、まろやかな味わいを楽しめます。また酒米は兵庫県産の山田錦です。山田錦は数多くの優れた醸造適性を持つことから“酒米の王者”といわれ、酒米を代表する品種のひとつです55°くらいのお燗にして赤身のお刺身と合わせると良いでしょう。

 

鯛の刺身に合う日本酒2選

鯛のお刺身には淡麗辛口の日本酒が合います。何故なら鯛などの白身魚はあっさりしていて繊細な味わいだからです。

逆に旨みの強い濃厚なタイプの日本酒は鯛のお刺身には合いません。何故なら日本酒の味にお刺身の味が負けてしまうことがあるからです。また鯛にはフルーティーな味わいの日本酒もよく合います。赤身魚のお刺身と合わないような日本酒が鯛に合うという認識で問題ありません。

以下鯛のお刺身に合った、おすすめの日本酒2選を紹介します。

「不老泉 上撰」

味わい 程よい甘味と旨味
香り 炊米のようなふっくりとした香りに、ややオイリーな香り
酒米

日本晴

まず紹介するのは「不老泉 上撰」です。この日本酒は程よい甘味と旨味を感じると、後半からは適度なアルコール感が加わり、味の変化を楽しめます。

また酒米は日本晴です。日本晴は寿司米として好適な米で、酒造好適米には分類されないものの酒造用にもよく用いられるお米ですアルコール感があまりないお酒ですので、常温~燗酒の温度帯で幅広い食事と合わせることができます。

 

「天美 純米吟醸 生原酒」

味わい フルーティー
香り 華やかで爽やかな香り
酒米

兵庫県産 山田錦

次に紹介するのは「天美 純米吟醸 生原酒」です。

この日本酒は口に含むと心地よい甘さが広がり、そこに優しい酸味が加わってきます。また微発泡感があるので日本酒の中では軽やかな味わいですまた酒米は兵庫県産の山田錦です。

開栓から三日目以降は甘さや旨みが増していくので、味の変化も楽しむことが出来ます。

 

サーモンの刺身に合う日本酒2選 

サーモンの刺身には軽めで甘口の日本酒が合います。
サーモンは脂が多い魚のため、脂の甘さを引き立てるようなお酒が合うでしょう。

また、脂肪と甘みは相性がよいです。そのため、お刺身だけではなく脂っこい料理にも甘口の日本酒が合わせられます。

反対に濃厚で強いタイプの日本酒は、サーモンよりも味が強くなってしまうためおすすめ出来ません。日本酒を感じさせないくらいの甘さのお酒でも問題はないでしょう。以下、サーモンのお刺身に合った、おすすめの日本酒2選を紹介します。

「流輝 純米吟醸 桃色 無濾過生」

味わい 甘旨味
香り 乳酸のような香りと甘さのある果実香。
酒米

国産米

まず紹介するのは「流輝 純米吟醸 桃色 無濾過生」です。この日本酒はフルーツジュースのようなやわらかな旨味があります。日本酒が苦手な方でも飲みやすいでしょう。

またお酒がピンク色という日本酒では珍しく、春向けの日本酒として広く親しまれています。冷酒で前菜の時の食前酒としても最適で、デザートなどの甘いものにもよく合います。他の日本酒とは一風違う甘旨味を楽しみたい人は、ぜひ試してみましょう。

「Salmon de SHU サーモンデシュ」

味わい 酸の爽快感
香り フレッシュ
酒米

国産米

次に紹介するのは「Salmon de SHU サーモンデシュ」です。

この日本酒の一番の特徴は「鮭」専用として作られているという事でしょう。

また多種類の純米酒をブレンドしており、酸度が高いです。しかし、酸度が鮭の脂を洗い流すような味わいに仕上がっており、まさに鮭にぴったりな日本酒と言えます。刺身、焼鮭の鮭料理と一緒に酸度の高い味わいをお楽しみください。

 

しめサバに合う日本酒2選

しめサバには酸味が特徴的な日本酒がおすすめです。しめサバはお酢で〆られているため、日本酒も同じような酸味が強いものがよく合います。

しかし、酸味が強すぎるとしめサバ本来の味を消してしまう恐れがあるので、ほどほどの酸味を感じられる日本酒を選ぶのが良いでしょう。

また、しめサバの生臭さも懸念点です。お酢で〆られているとはいえ、フルーティーな日本酒を合わせてしまうと生臭さを呼び戻してしまう事にもなりかねません。

以下、しめサバに合う日本酒を2点紹介します。

「シン・ツチダ」

味わい 濃厚な米の旨味
香り 土のような木のような香り
酒米

国産米

まず紹介するのは「シン・ツチダ」です。この日本酒は完全無添加で作られています。乳酸、酵素剤などの発酵補助剤も一切使用していません。

また天然の木を使って仕込んでいるので、毎年味わいが変わるのがこのお酒の魅力です。

しっかりとした米の旨みを感じられるので、濃いめのお料理とよく合います。是非天然の香りと旨みをお楽しみください。

 

「SABA de SHU サバデシュ」

味わい 辛口
香り 乳っぽい香り
酒米

国産米

次に紹介するのは「SABA de SHU サバデシュ」です。

この日本酒の一番の特徴は「鯖」専用として作られているという事でしょう。多種の日本酒のブレンドにより、酸度、アミノ酸が高いです。そのため、サバの旨味をより楽しむ事ができます。

また鯖の脂を洗い流す味わいに仕上げられているため、鯖の旨みと合うでしょう。刺身、焼魚などの鯖料理と一緒に酸度の高い味わいをお楽しみください。

 

イカ刺しに合う日本酒2選

イカ刺しにはまろやかで、やや甘みのある日本酒が合います。イカ刺しには特有のねっとりとした食感があり、甘いため、そこに合わせるのは甘みがある日本酒です。

逆に強い日本酒を合わせてしまうと、淡白なイカ刺しとは合いません。具体的には、軽やかな甘みを追及した日本酒と合わせるのが効果的です。

また、ヤリイカのコリコリした食感と、スルメイカのねっとりした食感とでは合わせるべき日本酒は異なります。

ヤリイカのようなコリコリした食感のイカには、硬めの酒質の日本酒がおすすめ。反対にスルメイカのようなねっとりとした食感のイカには、まろやかな飲み口の日本酒が合うでしょう。以下、そのどちらにも合うような日本酒を2種類紹介します。

「竹葉 いか純米」

味わい 重心を感じる味わい
香り 甘くふくよかな香り
酒米

国産米

まず紹介するのは「竹葉 いか純米」です。この日本酒はいか料理との相性を追及して作られています。

甘くふくよかな香りと全体的にしっかりと重心を感じる味わいが、イカのねっとりとした甘みや酸味によく合うでしょう。冷酒にすると甘みはよりスッキリと感じられ、味の締りを楽しめます。燗にするとより和らかい口当たりとなるでしょう。

いかのお刺身やその他のいか料理と一緒に、甘くふくよかな香りをお楽しみください。

刺身×日本酒にはレモンや塩でより調和をめざそう 

ここまでお刺身に合う日本酒について詳しく解説してきましたが、お刺身と日本酒をより調和する方法があります。それはお刺身を引き立てるレモンや塩を使う事です。

醤油だけでなくレモンや塩、オリーブオイルなど調味料を変えることで、より相性が良くなります。また、違う日本酒の相性が良くなることがあるでしょう。

お刺身に塩を一振り、レモンを少し添えるだけで、お刺身と日本酒の美味しさは格段に変化します。レモンや塩を使って、お刺身と日本酒の美味しさを最大限に引き出し、より調和を目指しましょう。

 

お刺身と日本酒は相性抜群!最高の晩酌をしよう 

この記事では、お刺身に合う日本酒の選び方について詳しく解説してきました。

お刺身には、同系統のお酒を合わせると良い事を覚えておきましょう。例えば、甘い系のお刺身には甘い系の日本酒、酸っぱい系のお刺身には酸っぱい系の日本酒が合います。

今回ご紹介したお酒の中で気になるお酒がありましたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

この記事を読んだ方が素敵な晩酌ライフを送れることを祈っています。

 

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