【吟醸部門最優秀賞】入手困難な日本酒・信州亀齢の評判と購入方法を解説

【吟醸部門最優秀賞】入手困難な日本酒・信州亀齢評判と購入方法を解説

長野県の銘酒「信州亀齢」とは

「信州亀齢(きれい)」は、岡崎酒造が長野県上田市で1665年から醸造している地酒です。長野県にある菅平水系の水を使用していることが特徴。2015年の関東信越国税局酒類鑑評会で吟醸部門の最優秀賞と純米部門の優秀賞を受賞し、全国的に注目を浴びる人気銘柄となりました。

また、2021年の令和2酒造年度全国新酒鑑評会でも「亀齢」が金賞を受賞しました。このように信州亀齢は多くの賞を受賞しており、現在では入手が困難なほどの人気商品となっています。

350年の歴史をもつ岡崎酒造

引用元:岡崎酒造

岡崎酒造(屋号:小堺屋)は1665年に創業し、代々『平助』という名を襲名した当主によって営まれてきました。酒蔵には歴史的な価値のある道具や書物が保存されており、伝統的な手法を守りながらも、小さな蔵の特徴を生かして香り高く上品な酒を醸造しています。

岡崎酒造は信州の米と水、そして自然を重視し、長野県産の『美山錦』と『ひとごこち』という米を使用。350年にわたり蔵に住み着いた酵母との長い共存により、伝統と技術の品格を持った酒造りに力を注いでいます。

なお、岡崎酒造では年間を通して酒蔵見学は行っていません。また、岡崎酒造の公式ホームページではお酒の通販は行っておらず、信州亀齢のエコバッグ、Tシャツ、猪口などのグッズの販売のみを行っています。

信州亀齢の原料

「信州亀齢(きれい)」は、岡崎酒造が長野県上田市で醸造している日本酒です。美山錦やひとごこちといった長野県産の酒米を使用し、酒造りには350年以上も蔵に住みついた「住み付き酵母」が使用されています。

この日本酒の特徴は、信州の名水であるアルプスの山々から流れる清らかな水です。その水は芳醇な味わいとともに、すっきりとしたキレを生み出し、他にはない独特な風味をもたらします。飲んだときに身体に心地よく広がる、洗練された酒質が魅力です。

美山錦

引用元:岡崎酒造

美山錦は、昭和53年に「たかね錦」の突然変異によって誕生した比較的新しい酒造好適米です。この米で醸した日本酒は、軽快でスッキリとした味わいが特徴となります。心白(しんぱく)の大きさは山田錦ほどではありませんが、北アルプスの山頂の雪のような心白があり、それが美山錦という名前の由来となっています。信州亀齢(きれい)では、この酒米を大切に使用しています。

ひとごこち

引用元:岡崎酒造

ひとごこちは、長野県で栽培されている美山錦よりも大きな粒を持ち、心白(しんぱく)の発育も優れています。また、ひとごこちの栽培特性も非常に優れています。搗精(とうせい)度を約50%にまで高めると、美山錦に比べて淡麗で味わいの幅のある日本酒を醸すことができます。

山田錦

引用元:岡崎酒造

山田錦は、酒造に適した米の代表的な品種として認知され、その登場以来、全国新酒鑑評会などで高い評価を受けている酒米です。岡崎酒造では、山田錦の優れた品質と杜氏の技術を組み合わせることで、素晴らしい吟醸酒が生み出されると考え、純米吟醸などの酒造りに山田錦を使用しています。

信州の名水

長野県には数多くの名水が存在しています。北アルプスの飛騨山脈、中央アルプスの木曽山脈、南アルプスの赤石山脈など、これらの山々から流れる水は、長い年月を経て地下を通り抜け、大地から湧き出しています。

信州亀齢の種類

特徴 アルコール度数 販売価格
【美山錦】純米大吟醸 洗練された吟醸香と繊細かつ透明感のある味わい 15度 8,000円(税抜き)/1.8ℓ 

4,000円(税抜き)/720ml

【金紋錦】純米大吟醸 華やかな香りと淡麗な味わい 15度 8,000円(税抜き)/1.8ℓ 

4,000円(税抜き)/720ml

【山田錦】純米吟醸 豊かな香り、軽快な甘み 16度 3,500円(税抜き)/1.8ℓ 

1,800円(税抜き)/720ml

【ひとごこち】純米吟醸  爽やかな香り、軽快な口当たり、甘味と酸味の調和が絶妙 16度 3,100円(税抜き)/1.8ℓ 

1,600円(税抜き)/720ml

【美山錦】純米吟醸 穏やかな香りとほどよい甘み 16度 3,200円(税抜き)/1.8ℓ 

1,700円(税抜き)/720ml

【ひとごこち】純米酒 軽快な味わいと後味のキレが抜群 2,700円(税抜き)/1.8ℓ 

1,400円(税抜き)/720ml

信州亀齢は、幅広いラインナップを誇り、大吟醸、純米吟醸、純米酒などさまざまな種類の魅力的な日本酒を販売しています。ここでは、おすすめの信州亀齢をご紹介します。

【美山錦】純米大吟醸

引用元:岡崎酒造

長野県産の酒米「美山錦」を精米歩合39%まで磨き上げ、丹精込めて醸造された最高峰の日本酒です。上品な吟醸香と繊細で透明感のある味わいは、まさに極上の逸品と言えます。

販売価格 8,000円(税抜き)/1.8ℓ 

4,000円(税抜き)/720ml

度数 15度
原料 米(長野県産 美山錦)・米麹
精米歩合 39%

クチコミ

上田の蔵元で買いました。文句なしに美味い!微発砲がやっぱ好き。引用元:SAKE TIME
この蔵ってハズレる事無いのかしら?いつもうまいね。みどりさんプロだな。

安定してうまいから、飲む前に想像できるような気がしてきた(?・?∀?・?)え、気のせい

そうだ、長野に行こう(?・?∀?・?)

引用元:SAKE TIME

【金紋錦】純米大吟醸

引用元:岡崎酒造

「信州亀齢シリーズ」の1つである「金紋錦」は、長野県産の酒米を精米歩合39%まで丁寧に磨き上げ、杜氏の高度な技術と情熱が集約された極上の純米大吟醸です。

華やかな香りと淡麗な味わいは、料理との相性も抜群であり、真の逸品としてお楽しみいただけます。

販売価格 8,000円(税抜き)/1.8ℓ 

4,000円(税抜き)/720ml

度数 15度
原料 米(長野県産 金紋錦)・米麹
精米歩合 39%

クチコミ

非常に華やかな香りとキリッとした旨み、衝撃的で感動、派手な味!引用元:SAKE TIME
甘美でうっとりとする香り。雑味なく口の中で綺麗にキレていきます。もはや入手困難となった逸品。キレの良い喉越しに優しい口当たりで(゚∀゚)ウマー 引用元:SAKE TIME

【山田錦】純米吟醸 <無濾過生原酒>

引用元:岡崎酒造

厳選された兵庫県加西市産の「山田錦」を契約栽培し、丁寧に仕込んだ純米吟醸酒です。豊かな香り、軽快な甘み、そして心地よい余韻がお楽しみいただけます。

販売価格 3,500円(税抜き)/1.8ℓ 

1,800円(税抜き)/720ml

度数 16度
原料 米(兵庫県加西市産 山田錦)・米麹
精米歩合 55%

 

クチコミ

 

はぁぁぁこの甘みの酒質がとっても好きです。甘酸っぱいけど、ほのかな渋みと苦味のバランスの良さが信州亀齢の良さだと思います!レア酒なのが残念なお酒。引用元:SAKE TIME
香りは華やかで味わいはまろやかな旨味に後味はフレッシュな

味わいを感じました。引用元:SAKE TIME

【ひとごこち】純米吟醸 <無濾過生原酒>

引用元:岡崎酒造

厳選された長野県産の「ひとごこち」を使用し、丁寧に仕込んだ純米吟醸酒です。爽やかな香り、軽快な口当たり、そして甘味と酸味の調和が絶妙に調和しています。

販売価格 3,100円(税抜き)/1.8ℓ 

1,600円(税抜き)/720ml

度数 16度
原料 米(長野県産 ひとごこち)・米麹
精米歩合 55%

 

クチコミ

 

旨味と深みとキレが信州亀齢の中でも強めな気がします。舌にピリ感も残るんですけど、いつものフルーティさもあって、全体的に強い信州亀齢!って感じかな?ゆっくり楽しむ.

引用元:SAKE TIME

ジューシーな甘さとコクのある旨味がありながら、しつこさをひとつも感じさせないフレッシュな飲み口 柔らかな酸味でほどけていく

アフターは尾をひく旨さの余韻とすっときれいに消えていくマジック!

引用元:SAKE TIME

【美山錦】純米吟醸 <無濾過生原酒>

引用元:岡崎酒造

厳選された長野県産の「美山錦」を用いて丹精込めて醸した純米吟醸酒です。

穏やかな香りとほどよい甘み、そして「美山錦」特有の心地よいキレが特徴となっています。

販売価格 3,200円(税抜き)/1.8ℓ 

1,700円(税抜き)/720ml

度数 16度
原料 米(長野県産 美山錦)・米麹
精米歩合 55%

 

クチコミ

 

香りはストロベリー系、軽めにガス感、ピチッとジューシーにベリー系な酸甘、微かな苦い余韻を残しながらクセなく消えます。

酸、甘、苦のバランスがちょうど良くクセも感じないため非常に飲みやすいです。引用元:SAKE TIME

ひと夏越して出荷されている信州亀齢の秋酒です。大事にしすぎて冬を越し暦の上では春となりました。そろそろ開栓せねば。美山錦らしい華やかな香り。器につく細かい炭酸。この香りと甘旨味のバランスがイイです。後半ドライなキレ良さもあり。人気の理由がわかる安定のうまさですね。

引用元:SAKE TIME

【ひとごこち】純米酒

引用元:岡崎酒造

定評のある長野県産「ひとごこち」を使用した定番の純米酒です。

軽快な味わいと後味のキレの良さは、さまざまな料理との相性が抜群です。

販売価格 2,700円(税抜き)/1.8ℓ 、1,400円(税抜き)/720ml
度数
原料 米(長野県産 ひとごこち)・米麹
精米歩合 麹米55% 掛米70%

 

クチコミ

 

旅先でいつも立ち寄るお気に入りの蕎麦屋さんで何と亀齢を発見。ひとごこちは初体験ですが、柔らかな飲み口に特徴があると感じました。旨みのバランスや主張の強さが絶妙で、完成度の高さは抜群です。ありがとうございました。引用元:SAKE TIME
蔵出しから5ヶ月経ってもまだまだピチピチ微発泡

火入れより濃厚かつフレッシュで、旨みもガツンときます。引用元:SAKE TIME

信州亀齢の美味しい飲み方

信州亀齢を美味しく楽しむための飲み方をご紹介します。まずは冷酒での飲み方です。冷蔵庫で十分に冷やした信州亀齢を冷酒器やグラスに注いで、そのまま冷たいままで飲みましょう。清涼感と爽やかな味わいを存分に楽しむことができます。

常温で室温に戻した信州亀齢をお猪口やワイングラスなどに注いで、そのまま飲む方法もおすすめです。香りや味わいの広がりを感じることができます。

また、ぬる燗も信州亀齢の深い味わいを堪能できる飲み方です。ぬる燗で始めてから少しずつ温度を上げていき、熱燗に近づけながらゆっくりと飲みましょう。温度の変化によって香りや味わいが変わり、より一層の楽しみが広がります。

さらに、信州亀齢には様々な種類がありますので、それぞれを飲み比べてみるのもおすすめです。自分の好みやシーンに合わせて、最適な飲み方を見つけてください。信州亀齢の多彩な味わいを楽しみながら、至福のひとときを過ごしましょう。

信州亀齢に合う料理

「信州亀齢」は、透明感のある美しい味わいが特徴の日本酒です。辛口の酒が多く、軽快な飲み口で冷酒からぬる燗まで、幅広い温度で楽しむことができます。

信州亀齢はあっさりとした味わいであり、食事との相性も抜群です。特に蕎麦との相性が良く、食中酒としてもおすすめです。

江戸時代において、蕎麦屋は職人たちが酒を楽しむ場所でした。お酒と食事を楽しみながら、長居はせずにサッと帰るのが一般的なスタイルでした。

岡崎酒造では、信州亀齢を造る際には、美味しい蕎麦の味わいを最大限に引き出すための酒造りに取り組んでいます。ぜひ、信州亀齢と蕎麦のハーモニーをお楽しみください。

信州亀齢の購入方法

信州亀齢は楽天市場やAmazonといった通販サイトでは購入できません。信州亀齢の日本酒は正規特約店でのみ購入することができます。一部の商品は岡崎酒造がある上田市でも販売されていますが、その多くは特約店でのみ販売される限定銘柄です。

また、蔵元のみで販売される日本酒や、蔵元と近隣の5つの特約店のみで販売される銘柄も存在します。蔵元限定や地域限定での販売は、上田市に訪れていただき、地域の活性化を目指すために行われているからです。

信州亀齢の日本酒を手に入れたい場合には、通販サイトではなく正規特約店を利用しましょう。そして、特別な銘柄を手に入れたい場合には、蔵元限定や地域限定の販売を目指して上田市まで足を運ぶことがおすすめです。信州亀齢の日本酒を通じて、上田市の魅力と美味しさを存分に味わってください。

岡崎酒造で買う

引用元:岡崎酒造

岡崎酒造がある長野県上田市柳町は、かつて栄えた北国街道の宿場町です。上田駅前の大通りから中央3丁目信号を西に進み、T字路を右に曲がると、柳の木の先に瓦屋根の古い建物が並ぶ光景が広がります。この地域は格子造りの平入り建物が多く、上田駅からも歩いて行ける距離です。また、岡崎酒造では利き酒も楽しむことができます。

 

以下のように、蔵元直売店のみで販売されている日本酒もあるので、ぜひチェックしてみてください。

  • 信州亀齢 しぼりたて生酒(2022年は11月5日発売)
  •  信州亀齢 真里ラベル生酒(2023年は3月9日発売)
  • その他、場合により蔵元限定として発売

特約店で買う

信州亀齢の日本酒は、全国の特約店で入手可能です。一部の特約店では限定販売される商品もあります。

人気銘柄や限定本数の商品は、特約店に入荷した当日や数日後にはほとんどが売り切れてしまうことが多いです。特に、生産本数が限られている信州亀齢は、蔵元自体も完売していることがあります。したがって、お気に入りの銘柄を手に入れるためには、特約店のSNSをフォローしたり公式サイトの入荷情報をチェックすることが重要です。公式サイトでは、商品の在庫状況や再入荷予定なども確認できますので、こまめにチェックしましょう。これらの情報を活用することで、人気銘柄や限定本数のお酒を逃すことなく入手できます。

正規特約店については、以下の画像に記載されているため、チェックしてみてください。

引用元:岡崎酒造

 

よくある質問

「亀齢」の読み方は?

「亀齢」の読み方は「きれい」と読みます。

創業当初から鶴が千年、亀が万年の長寿を象徴して「亀齢」と名づけられました。

岡崎酒造の社長は誰?

現在の岡崎酒造の代表取締役は岡崎謙一さん。そして2003年以降、岡崎酒造の杜氏を務めているのは女性杜氏の岡崎美都里さんです。夫婦二人で協力し、現在の信州亀齢を築き上げました。岡崎美都里さんは日本において数少ない女性杜氏の一人であり、東京農大で醸造学を学びながら、代々受け継がれる杜氏からも技術を学びました。彼女は信州の自然を最大限に活かし、最高品質の日本酒を追求するため、日々研究に取り組んでいます。彼女の存在は、伝統と革新を融合させ、岡崎酒造の魅力を一層引き立てています。

まとめ

信州亀齢は、美しい水と優れたお米が恵まれた土地で醸されています。その品質の高さから、日本酒愛好家の間で注目を集め、入手困難な銘柄の1つとなっています。

その特徴をまとめると以下の通りです。

  • 信州亀齢は、数々の受賞歴を持つ実力派の日本酒
  • 定番の酒に加えて、特別限定商品や数量限定、地元限定、販売店限定など、さまざまな限定商品がある
  • 豊かな香りとフルーティーな味わいが評判で、多くの人々から愛されている
  • 信州亀齢は、全国46店舗の特約店や岡崎酒造の直営店で手に入れることができる

信州亀齢のラインナップには、1つ1つが魅力的で個性豊かな日本酒が数多くそろっています。ぜひ、信州の豊かな自然の恵みが凝縮された信州亀齢をお手に取り、その味わいをお楽しみください。

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