日本酒「而今(じこん)」とは?種類や味わい、おすすめ銘柄を紹介

日本酒「而今(じこん)」とは?おすすめ銘柄を紹介

「通販サイトでプレミア価格がついていた而今(じこん)というブランドが気になる」

「而今は日本酒初心者でも飲みやすい?」

三重県名張市の地酒「而今」は、200年以上の歴史を誇る蔵元が丹精込めて作り上げた日本酒ブランドとして知られています。

市場に出回る本数が少なく、プレミア価格がついていることが多いため、気になっていた方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は「而今」の特徴や種類について特集。評価やおすすめの銘柄についても解説しますので、ぜひ参考になさってください。

日本酒「而今(じこん)」とは

日本酒「而今(じこん)」は三重県名張市を代表する地酒です。醸造元は木屋正(きやしょう)酒造。

1818年創業の歴史ある酒蔵で、「而今」はその6代目蔵元が2005年に立ち上げたブランドです。

「而今」というブランド名は「過去にも囚われず未来にも 囚われず、今をただ精一杯生きる」という意味で、公式サイトにも記載があります。

品質を重視したストイックな酒造りを続けている木屋正酒造の想いがつまった名称だと言えるでしょう。

木屋正酒造は規模の小さな酒蔵で、良質の日本酒を作ることにこだわりがあるため、「而今」もごく少量しか市場に出回りません。

そのため特約店でさえも入手困難で、銘柄によってはプレミア価格がつくほど人気です。

日本酒「而今(じこん)」の特徴

日本酒「而今(じこん)」の特徴は次の4つです。

バランスのとれた味わい

日本酒「而今(じこん)」には多くの銘柄がありますが、最大の魅力はその味わいのバランスの絶妙さにあります。

フルーティーで華やかな香りとすっきりとクリアな甘み、そして日本酒特有の透明感のある苦みのすべてを感じられると評判です。

口当たりが良いので、普段日本酒を飲みなれない方でも飲みやすいお酒だと言えるでしょう。

洗米から麹づくりまで全て手作業

創業当時からの蔵を有する木屋正酒造では昔ながらの方法での酒造りにこだわっています。

お米を洗うところから麹造りまですべて手作業で行われている点が特徴で、発酵をゆっくりと丁寧に行うことで、「而今(じこん)」の魅力である味わいのバランスが生まれます。

毎月違う種類を出荷している

日本酒「而今(じこん)」の銘柄は「愛山」や「雄町」など多数存在しますが、毎月異なる銘柄が出荷されていることもポイントです。

山田錦を中心に、厳選された酒造米で作られた日本酒はどれも最高の品質なので、それぞれの銘柄の違いを感じる楽しみがあります。

平成25年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞

「而今(じこん)」は2013年に行われた「平成25年度酒造全国新酒鑑評会」において金賞を受賞しました。

「全国新酒鑑評会」とは独立行政法人である酒類総合研究所と日本酒造組合中央会により開催されている審査会で、酒造業界では高い信頼性を得ています。

金賞の数も少ないため、この審査会で受賞したお酒の品質はどれも確かだと評判です。

日本酒「而今(じこん)」の種類

「而今(じこん)」には次のようなラインナップの日本酒があります。

而今 純米大吟醸

「而今(じこん) 純米大吟醸」は而今を代表する最高峰の日本酒です。

華やかな香りとコクのある濃厚な味わい、それでいて喉越しはすっきりとクリア。

食卓の主役にふさわしいお酒です。化粧箱入りで高級感があるので、特別な日の贈り物にもぴったりです。

而今 純米吟醸山田錦

「而今(じこん) 純米吟醸山田錦」は酒造米の中でも有名な伊賀産の山田錦の使用にこだわった日本酒です。

甘く濃厚でフルーティーな香りと、繊細な味わいが特徴。喉の奥で溶けるように消え、後に残らないので、日本酒を飲みなれない方でも美味しく味わえると評判です。

而今 純米吟醸雄町

「而今(じこん) 純米吟醸雄町」は優しくふっくらとした深みのある余韻が特徴。而今ならではのすっきりとした酸味は感じられつつも苦みがやや控えめで穏やかな味わいです。

香りと口当たりのふくよかさにファンが多く、而今の中でも人気の高い種類です。

而今 特別純米

「而今(じこん) 特別純米」は数ある而今の中で最もオーソドックスな定番商品。

而今の特徴であるバランスの良さや口当たりの良さをしっかり感じられ、どんな料理ともよく合います。

而今を飲むならまずはこれ、とも言える入門編のお酒です。

日本酒「而今(じこん)」の評価

「而今(じこん)」は酒造業界で高い信頼を得ている「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞していることからもわかるように、世間的な評価の高い日本酒ブランドです。

200年の歴史を誇る酒蔵が、今もすべて手作りで丁寧に作り上げており、市場に出回る本数が少ないことも人気の理由だと言えるでしょう。

プレミア価格を出しても欲しいと思わせる、魅力のある日本酒です。

日本酒「而今(じこん)」はこんな人におすすめ

「而今(じこん)」の最大の特徴は味と香りのバランスの良さと飲みやすさにあります。

フルーティーな香りで甘さがあるので、甘いお酒の好きな方や日本酒特有の苦みに苦手意識を持っている方でも美味しく頂けます。

初めてチャレンジする日本酒としても最適です。

日本酒「而今(じこん)」のおすすめ銘柄3選

日本酒「而今(じこん)」の中でも特におすすめの銘柄を3つ厳選しました。

而今 特別純米火入れ

価格 1,760円(720ml)
原料米 麹米:山田錦

掛米:五百万石または八反錦

精米歩合 60%
アルコール度 16.5度

「而今 特別純米火入れ」は而今らしい味と香りのバランスを楽しみやすいオーソドックスな定番商品です。

華やかな香りと優しく甘めの口当たりは日本酒を飲みなれない方からも高い指示を得ているため、入門編として太鼓判を押せる銘柄です。

どんな料理にも良く合うので食中酒として活躍してくれること受け合い。

よく冷やして飲むのがおすすめです。

而今 純米吟醸 雄町 無濾過生

価格 2,090円(720ml)
原料米 雄町
精米歩合 50%
アルコール度 16度

「而今(じこん) 純米吟醸 雄町 無濾過生」は濃厚でフルーティーな香りが特徴。

コクがよりふっくらと柔らかく豊かな味わいでありつつ、喉越しはすっきりとクリアです。

飲んだ瞬間高い満足度を得られること間違いなしの銘柄で、ファンが多いことも頷けます。

最後に日本酒特有の爽やかな苦みもしっかり感じられるので、通の方にもおすすめしたい商品です。

而今 特別純米にごりざけ生

価格 1,870円(720ml)
原料米 山田錦

五百万石

精米歩合 60%
アルコール度 16度

「而今(じこん) 特別純米にごりざけ生」は口の中いっぱいに広がるフレッシュな味わいと優しい甘さが特徴。

コクがありつつも軽やかで優しい口当たりで飲みやすい銘柄です。微発泡なので爽やか。

10度前後の花冷えで飲むのがおすすめ。味の濃い西洋料理にもよく合います。食中酒として活躍してくれるお酒です。

日本酒「而今(じこん)」の購入方法

日本酒「而今(じこん)」を購入する際は酒造と直接取引可能で、日本酒の扱いに対して厳しい決まりを守っている「特約店」(もしくは正規販売店)での購入がおすすめです。

酒蔵が決めた定価で必ず購入できます。ただ、而今はそもそもの取り扱い本数が少ないため、入手困難な場合もあります。

楽天やAmazonなどの通信販売サイトでも購入できますが、こちらは銘柄によっては価格が高騰している場合があります。

買える確率は高めですが、定価での購入は難しいかもしれません。

日本酒「而今(じこん)」に関するよくある質問【Q&A】

日本酒「而今(じこん)」に関するよくある質問をまとめました。

日本酒「而今(じこん)」は何県のお酒ですか?

日本酒「而今(じこん)」は三重県名張市の地酒です。

日本酒「而今(じこん)」一合当たりの定価はいくらですか?

銘柄によって異なりますが、安価なものは720ml1,000円台で購入できます。

1合(180ml)あたりに直すと440円前後から買えると考えて良いでしょう。

日本酒「而今(じこん)」の度数はどのくらいですか?

銘柄によって異なりますが、定番のものは16度程度になります。

まとめ

今回は日本酒のブランド「而今(じこん)」についてご紹介しました。

「而今」は厳しい審査で知られる全国新酒鑑評会において金賞に選ばれた評価の高い日本酒です。

数量限定の手作りにこだわっているため市場に出回りにくく、入手困難ではありますが、香りと味の素晴らしさは折り紙付き。

特約店などで話を聞けば手に入れやすいかもしれません。プレミア価格になってしまうとなかなか手が出せませんが、定価なら720ml1,000円台とリーズナブル。

手に入る機会があればぜひ1度お試しいただきたいブランドです。

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