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- 「作(ざく)は日本酒初心者でも飲みやすい?」
- 「伊勢志摩サミットで乾杯酒として使われた作が気になる」
三重県鈴鹿市の地酒、「作」は、ここ20年ほど、評判を集めている日本酒のブランドです。
名前を耳にして、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「作」の特徴や種類について特集。評価やおすすめの銘柄についても解説しますので、ぜひ参考になさってください。
Contents
日本酒「作(ざく)」とは
「作(ざく)」は三重県鈴鹿市の地酒です。蔵元は清水清三郎商店。
日本酒のシェアが伸び悩んでいた2000年に、起死回生を狙ってブランドが立ち上げられました。
「作」という名前は「お酒の価値とは、作り手とお客様、みんなで作るもの」というブランドコンセプトに由来します。
2016年の伊勢志摩サミットで乾杯酒として採用されたこと、また、国内外のコンテストで数々の賞を受賞したことから、近年では海外のファンも増えています。
また、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツの機体「ザク」と期せずして同じ名前なことから、アニメファンやガンダムファンからも注目されているブランドです。
日本酒「作(ざく)」の特徴
日本酒「作(ざく)」の特徴は次の4つです。
キレの良い柔らかな味わい
「作(ざく)」のブランドには3つのシリーズがありますが、そのどれもに共通しているのがキレの良さと親しみやすい柔らかさ、そしてクリアで洗練された透明感です。
お米本来の味や香りを大切にしつつ、どの年代の方にも「すっきりしていて飲みやすい」「おいしいと感じてもらえる」商品を目指しているので、日本酒を飲みなれない方にもチャレンジしやすい味わいだと言えるでしょう。
種類によって風味が異なる
「作(ざく)」はシリーズや銘柄によって使われる酵母や作り方が違います。
そのため、味や香りが種類によって異なります。代表的な銘柄と味わいの例は下記の通りです。
銘柄 | 味わい |
作 穂乃智 | 瑞々しくフルーティー |
作 玄乃智 | フレッシュでやや辛め |
作 雅乃智 | 上品でエレガント |
作 奏乃智 | 透明感があり繊細 |
飲み比べて、お気に入りの1本を見つけるのもおすすめです。
小さなサイズのタンクで作られている
「作(ざく)」は日々のちょっとした変化にも気づき、品質を安定させられるよう、一般的なものよりサイズの小さいタンクで仕込まれています。
大きなタンクで1度に作るより手間はかかりますが、きめ細やかなコントロールが可能なため、質の高いお酒に仕上がります。
SAKE COMPETITION2017で1・2位を受賞
「作(ざく)」は「SAKE COMPETITION」という日本酒に特化した国際的な審査会でも受賞を果たしています。
SAKE COMPETITIONは日本酒の出品数世界最多、銘柄を完全に隠した厳しい審査方法で知られる審査会です。
その純米酒部門で、2017年に「作 穂乃智(ほのとも)」が1位を、「作 玄乃智(げんのとも)」が2位をダブル受賞しました。
日本酒「作(ざく)」の種類
日本酒「作(ざく)」のブランドには代表的な3つのシリーズがあります。
レギュラーシリーズ
レギュラーシリーズとは「作(ざく)」の定番シリーズのことで、1,000円台からある購入しやすい価格が魅力。
安価でありながら「SAKE COMPETITION」や「KURA MASTER」など、有名な日本酒の審査会でも受賞を果たしている実力派の商品が揃っています。
どのお酒も口当たりが良くすっきりしているので、初めて「作」のブランドに触れる方におすすめのシリーズです。
代表的な銘柄は下記の通りです。
- 作 玄乃智
- 作 穂乃智
- 作 恵乃智
- 作 奏乃智
- 作 雅乃智
プレミアムシリーズ
プレミアムシリーズはこだわりの詰まった数量限定商品のシリーズです。
少量しか生産できないため、入手が難しいことで知られています。
気高く上品な香りと繊細な味わいのお酒が多いため、特別なシーンやお祝い用のギフトにぴったりのシリーズです。
代表的な銘柄は下記の通りです。
- 作 プレミアム 陽山一滴水
- 作 プレミアム 槐山一滴水
インプレッションシリーズ
インプレッションシリーズは、「作(ざく)」の新たな可能性に挑戦したシリーズです。
加熱処理をしつつも、生酒のような風味を出すことを追求して造られました。
微炭酸が口内を心地よく刺激し、フレッシュな香りや味を楽しめます。
代表的な銘柄は下記の通りです。
- 作 インプレッション N
- 作 インプレッション M
- 作 インプレッション G
- 作 インプレッション H
日本酒「作(ざく)」の評価
「作(ざく)」は2000年に誕生し、20年を超えて老若男女問わず多くの方に愛されています。
伊勢志摩サミットでの乾杯酒としての採用や、安価な価格帯のレギュラーシリーズの審査会受賞など、年々その評価は高まっています。
シリーズも増え、海外での知名度も高いため、今後も活躍が期待できる日本酒ブランドだといえるでしょう。
日本酒「作(ざく)」はこんな人におすすめ
「作(ざく)」、特に定番のレギュラーシリーズは、日本酒としてのコクはしっかりとありつつも、すっきりと透明感のあるフルーティーな味わいのものがほとんどです。
そのため、爽やかで口当たりのよい日本酒を探している方や、日本酒を初めて飲む方におすすめです。
日本酒「作(ざく)」のおすすめ銘柄3選
日本酒「作(ざく)」の中でも特におすすめの銘柄を3つ厳選しました。
作 穂乃智
価格 | ¥1,760(750ml) |
使用米 | 国産米 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 15度 |
「作 穂乃智(ほのとも)」はすっきりと瑞々しい味わいの銘柄です。ライチのようにフルーティーな香りが特徴。
初めて日本酒を飲む方から通の方まで、幅広い方から人気を集めています。
冷やしても常温でも燗でも美味しく、四季を問わず楽しめます。
また、どんなお料理にも合うので、食事中に活躍すること間違いなし。2017年のSAKE COMPETITIONで1位を獲得した実力派です。
作 玄乃智
価格 | ¥1,760(750ml) |
使用米 | 国産米 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 15度 |
「作 玄乃智(げんのとも)」は「作 穂乃智」と同じく「作(ざく)」のレギュラーシリーズの銘柄です。
「作 穂乃智」と比べるとやや辛口で苦みがあり、お米のどっしりとしたコクを感じられることが特徴。
日本酒を飲みなれた方におすすめです。魚介類の塩焼きなどによく合います。
こちらも2017年のSAKE COMPETITIONで2位を獲得しているので、「作 穂乃智」とぜひ飲み比べを楽しんでほしい一品です。
作 雅乃智 中取り
価格 | ¥2,640(750ml) |
使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 16度 |
「作 雅乃智(みやびのとも) 中取り」は名前からも分かるように製造工程で最も澄んだ「中取り」の部分のみ集めた純米大吟醸です。
山田錦の使用にこだわっており、フルーティーでとろけるような香りとエレガントですっきりとした飲み心地のバランスが絶妙の逸品。
誰にでも飲みやすい人気の銘柄なので、仲間内での飲み会に持参すれば注目されること間違いなしです。
日本酒「作(ざく)」の購入方法
「作(ざく)」を購入する際は「特約店」もしくは「正規販売店」と呼ばれる酒屋の利用がおすすめです。
「特約店」とは酒蔵と直接取引できるお店のことで、日本酒の扱いに関して厳しい決まりを守っています。
酒蔵が決めた定価での購入が可能で、珍しい種類のお酒も扱っていることがあります。
「作(ざく)」は楽天やAmazonなど、通信販売サイトでも購入可能ですが、価格が一定ではなく、銘柄によっては高騰していることもあるため、注意しましょう。
日本酒「作(ざく)」の美味しい飲み方
日本酒「作(ざく)」は銘柄により美味しい飲み方が異なります。
「作 恵乃智」や「作 玄乃智」などフルーティーな味わいの銘柄は燗でも冷やしても美味しく頂けます。
お米の風味をしっかり堪能できる純米系の銘柄は熱燗で、プレミアムシリーズに代表される高級銘柄は、品が良く繊細な香りが引き立つよう、冷やして飲むのがおすすめです。
「作(ざく)」は冷やして飲む場合、すっきりとした透明感が引き立つので、味の濃いおつまみと合わせると良いでしょう。
燗の場合は、お米の味わいを感じやすいよう、あっさりめのおつまみが適しています。
日本酒「作(ざく)」に関するよくある質問【Q&A】
日本酒「作(ざく)」に関するよくある質問についてまとめました。
日本酒「作(ざく)」は何県のお酒ですか?
日本酒「作(ざく)」は三重県鈴鹿市の地酒です。
日本酒「作(ざく)」と鈴鹿川の違いは何ですか?
「鈴鹿川」は「作(ざく)」と同じく清水清三郎商店が開発した日本酒ブランドです。
地元の人々に愛されるブランドを目指して作られており、「作(ざく)」同様飲みやすさや味わいには定評があります。
「作(ざく)」との1番の違いはラベルに「純米吟醸」など種類を特定できる名称を入れていること。
日本酒を飲みなれており、好みの種類がある方にとって選びやすい仕様になっています。
日本酒「作(ざく)」を作った会社の社長は誰ですか?
蔵元は清水清三郎商店株式会社で、代表取締役は清水 慎一郎(しみず しんいちろう)氏です。
まとめ
今回は日本酒のブランド「作(ざく)」についてご紹介しました。「作(ざく)」はここ20年程で、国内外の審査会で数々の賞を受賞し、伊勢志摩サミットでの乾杯酒にも選ばれた評価の高い日本酒です。
手頃な値段で最高の満足度を得られるレギュラーシリーズや貴重なプレミアムシリーズ、「作(ざく)」の新たな可能性にチャレンジしたインプレッションシリーズなど、多くの銘柄があります。
ぜひ飲み比べてお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。
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