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全国に有名な日本酒は数多くありますが、貴重な日本酒として「黒龍(こくりゅう)」の名前を聞いたことがある方もいるでしょう。貴重ゆえにまだ飲んだことがなく、どのような日本酒か気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、黒龍という日本酒の概要やラインナップ、購入方法を解説します。
おいしいだけでなく、貴重な日本酒を飲んでみたい日本酒ファンの方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
「黒龍(こくりゅう)」とは
黒龍とは、福井県にある黒龍酒造が手掛ける日本酒のブランドです。名前の由来は、九頭竜川の別名にあるといわれています。手造りにこだわって造られているため生産量が限られており、現在は特約店でのみ購入できる希少な日本酒です。
黒龍が特にこだわっているのは、仕込み水と酒米です。仕込み水は清らかな九頭竜川の伏流水を使い、米は兵庫県東条産の山田錦や福井県大野産の五百万石を中心に使用しています。そこから生まれる日本酒は雑味がなく、やわらかな口当たりとふくよかな味わいが特徴です。
黒龍といえば、ラベルにもこだわりを持っています。。ラベルには伝統工芸品規格をクリアした福井県産の和紙や、越前織の布を使用。細部にまでこだわったラベルは、まさに日本酒の「嫁入り衣装」といえるでしょう。嫁入りする娘に着物を着付けるように、今も1本1本手作業でラベルが貼られています。
黒龍酒造について
黒龍酒造は、福井県吉田郡永平寺町にある老舗の酒蔵です。黒龍酒造としての創業は1963年ですが、前身となる水野酒造場は1894年に、さらにその前身となる石田屋は1804年に創業しています。
黒龍酒造の名前を一躍有名にしたのは、1975年に発売された大吟醸酒「龍」です。熟成させることでワインのような香りが楽しめる日本酒として、世界中で大きな注目を集めました。
それから40年以上経った今も、機械化による大量生産ではなく、蔵人による手作業の酒造りにこだわって、質の高い日本酒を醸し続けています。
黒龍のラインナップ
黒龍は「極みの酒」や「こだわりの酒」というように、銘柄が飲むシーンごとにカテゴライズされています。ここからはカテゴリーごとに黒龍の銘柄をご紹介します。
極みの酒
極みの酒は、蔵元のこだわりが詰まった極めつけの日本酒です。特別な時に、大切な人と飲むのに適しています。現在「極みの酒」にカテゴライズされているのは7銘柄です。
黒龍 石田屋
原料米 | 兵庫県東条産山田錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | やさしい口当たりでまろやかな味わい |
香り | バラの花のような香り クリーミーな甘さやスパイスも感じられる |
発売時期 | 毎年11月 |
大吟醸酒を低温熟成させることで、まろやかな味わいとおだやかな香りを生み出した1本です。毎年11月頃に発売されます。口当たりはやわらかく、しっとりとまろやかな旨みが長く舌の上に残ります。
バラの花のようにエレガントな香りですが、白桃やアーモンドといったクリーミーな甘さや、コショウを思わせるスパイス感もあり、複雑かつ高貴な香りです。鯛の岩塩焼きやフカヒレの姿煮などと合わせて楽しんでみてください。
黒龍 ⼆左衛⾨
原料米 | 兵庫県東条産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | 骨格がしっかりとしたキレのあるドライな味わい |
香り | レモンを思わせるさっぱりとした香り |
発売時期 | 毎年11月末 |
独⾃の⽅法で熟成させた1本です。毎年11月末に発売されます。
口に入れた瞬間はまろやかさを感じますが、すぐにドライな印象に変わり、軽めの余韻が感じられます。温度帯が上がることでみずみずしさやしっとりとしたやわらかさが出てくるので、時間をかけて味の変化を楽しむのに適した銘柄です。
香りはレモンのようなさっぱりとした香りの奥に、クチナシやメロンなど濃密な甘さが隠れています。苦みのある香りもあり、華やかかつシャープな印象です。
黒龍 純米大吟醸
原料米 | 兵庫県東条産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | エレガントでふくらみのある味わい |
香り | 透明感のあるフルーティーな香り |
発売時期 | 不定期 |
潤み塗りの越前漆器に入った、特別な日のお祝いにぴったりの純米大吟醸です。
口に含んだ瞬間は透明感を強く感じますが、すぐに気品を感じさせる質の高い旨みが口いっぱいに広がります。ふくらんだ味・香りのフェードアウトは非常に美しく、ふわりとした軽めの余韻が残るのが見事です。
生産量が限られているため、入荷後すぐに完売してしまうことも多い、日本酒ファンの間で特に人気がある1本です。
黒龍 ⽕いら寿
原料米 | 兵庫県東条産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | しっかりとした旨みも感じられるフレッシュな味わい |
香り | みずみずしくフルーティーな香り |
発売時期 | 毎年2月 |
黒龍酒造が造る日本酒の中でも最高峰の純米大吟醸生酒です。明治初期の⽣酒に使⽤していた「⽕いら寿」の版⽊から名付けられました。毎年2月に発売されますが、流通量が少ないため抽選販売にしている店舗もある人気の1本です。
和梨を思わせるみずみずしいフルーツの香りの中に、アーモンドやカシューナッツのニュアンスが感じられます。ぜひ日本酒単体で、フレッシュでありながら芯の強さも感じさせる味わいと香りを堪能してください。
黒龍 しずく
原料米 | 兵庫県東条産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | キレがよくクリアな味わい |
香り | フルーティーでさわやかな香り |
発売時期 | 毎年6月・9月・11月 |
毎年6月・9月・11月に発売される希少な大吟醸です。最高級の酒米「山田錦」を使い、低温でじっくり醸すことで、雑味のない透明感のある味わいを生み出しています。
グレープフルーツの皮を思わせるさわやかな香りのなかに、洋ナシの甘さや草の青さを感じさせるニュアンスがあり、エレガントな雰囲気です。ドライな飲み口となめらかな口当たりは、淡白な味わいの食材のおいしさを引き立ててくれます。
黒龍 ⼋⼗⼋号
原料米 | 兵庫県東条産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 35% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | 通好みのしっかりとした味わい |
香り | トロピカルフルーツや花々の中に苦みを持つハーブなどのニュアンスが感じられる香り |
発売時期 | 毎年11月末 |
できの良い原酒を、末広がりで縁起が良いとされる「八十八」番のタンクに集めたことから名付けられた限定酒です。例年11月末頃に発売されます。
香りが特に良いとされており、トロピカルフルーツや花々の香りの中にハーブやスパイスのようなニュアンスが感じられる複雑な香りは「香水のよう」とも評されます。
香りや味わいが温度によって驚くほど変わるので、合わせる料理や飲む温度にこだわって楽しみたい1本です。
黒龍 大吟醸 龍
原料米 | 兵庫県産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 40% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | ボリューミーながらキレのある味わい |
香り | バナナや白ユリを思わせる香り |
発売時期 | 通年 |
1975年に発売された、黒龍の名を世界にとどろかせた銘柄です。ワインのように低温で熟成させることで、やわらかな口当たりと甘さ・辛さのバランスの良い味わいに仕上げています。
バナナや白ユリを思わせる甘い香りの中に、ミントやスイカのさわやかなニュアンスが加わった香りは、大吟醸にしては落ち着いた印象です。優雅でありながら力強い凛とした味わいは、料理と合わせることでよりおいしさが引き立ちます。
こだわりの酒
「こだわりの酒」には現在3銘柄がラインナップされています。手頃な価格のものもあるので、日本酒ビギナーも手に取りやすいでしょう。
黒龍 ⼤吟醸
原料米 | 国産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | しなやかで、きめ細かい味わい |
香り | 早春の花を思わせるふくよかな香り |
発売時期 | 通年 |
雑味のない透明感のある味わいが特徴の大吟醸です。キレのよい辛口ですが、口に含んだ瞬間のテクスチャーはとてもやわらかく、シルクを思わせます。
香りは沈丁花や梅の花といった早春の花々を思わせる香りの中に、ハチミツやカリン、シナモンなどのニュアンスが感じられる逸品。新鮮な白身魚やシェーブルチーズ(ヤギ乳のチーズ)と合わせると、双方のおいしさが引き立つでしょう。
黒龍 純吟
原料米 | 福井県産五百万⽯ |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 15.5度 |
味わい | かすかな苦みを感じるふくよかな味わい |
香り | ナッツやスパイスのニュアンスが感じられるどっしりとした香り |
発売時期 | 通年 |
福井県産五百万⽯のもつ旨みを引き出した純米吟醸です。
香りは、クルミやヘーゼルナッツのクリーミーな香ばしさの奥に、ショウガやナツメグ、クローブなどのスパイシーなニュアンスも感じられます。
ふくよかな味わいですが、ほろ苦さが全体をタイトに引き締めるため、そこまでボリューミーな印象はありません。田楽や麻婆茄子といった濃い味の料理と合わせても負けない日本酒を探している方におすすめです。
黒龍 いっちょらい
原料米 | 国産酒造好適⽶ |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 15.5度 |
味わい | 雑味がなく軽やかな味わい |
香り | 甘くフルーティーな香り |
発売時期 | 通年 |
福井の方言で「一張羅」という意味の名前が付いた定番の吟醸酒です。吟醸らしい甘くフルーティーな香りと、雑味のないクリアな味わいが楽しめます。
軽やかななかにも確かな旨みがあるので、料理とのペアリングも楽しめる1本です。毎日の晩酌におすすめします。
季節の酒
黒龍の季節の酒は、冬・春・夏・秋の4種類がラインナップされています。季節の味覚との相性もよいので、ぜひ料理と合わせて楽しんでみてください。
黒龍 純吟垂れ⼝
原料米 | 福井県産五百万⽯ |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 17度 |
味わい | ほのかな苦みを感じるフレッシュな味わい |
香り | 新鮮なフルーツを思わせるフレッシュな香り |
発売時期 | 毎年1月 |
槽⼝から流れる純⽶吟醸の原酒をそのまま瓶詰したうすにごりの限定酒です。毎年1月に発売されます。
原酒らしい骨格のしっかりした旨みと、しぼりたてならではのフレッシュ感のバランスがよく、アルコール度数17度でも飲みにくさは感じられません。しっかり冷やして、鍋など冬の味覚とあわせて楽しみたい1本です。
黒龍 春しぼり
原料米 | 福井県産五百万石 |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 18度 |
味わい | キレがよくフレッシュな味わい |
香り | – |
発売時期 | 毎年3月 |
毎年3月に発売されるしぼりたての吟醸原酒です。しぼりたてらしいフレッシュな味わいで、キレがよく飲み疲れません。軽やかさと飲みごたえのバランスの良さは、さすが黒龍といったところです。あたたかな春の陽気の中、ほろ苦い山菜やハマグリなどと合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
黒龍 夏しぼり
原料米 | 福井県産五百万石 |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 17度 |
味わい | みずみずしい旨味がある涼やかな味わい |
香り | 瓜を思わせるさわやかな甘い香り |
発売時期 | 毎年5月 |
毎年5月に発売される夏の限定酒です。日本酒度+9.5の辛口でキレがあり、暑い時期もすっきりと飲めます。香りは甘めですが、スイカやメロンなど瓜を思わせる涼やかさがあって爽やかです。ただ辛いだけではない、みずみずしくフレッシュな味わいは、夏の冷たい料理とよく合います。
黒龍 秋あがり
原料米 | 山田錦 |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | ふくよかながらキレのある味わい |
香り | バナナや梨を思わせるジューシーな香り |
発売時期 | 毎年8月末 |
毎年8月末に発売される秋の限定酒です。55%精米の山田錦を使って仕込んだ純米吟醸酒をひと夏寝かせることで、熟したバナナや梨を思わせるジューシーな香りとふくよかな味わいを引き出しました。
黒龍らしいキレも持ち合わせており、松茸や秋刀魚といった秋の味覚とも相性抜群です。
祝の酒
ここからは、お祝いの席にぴったりの「祝の酒」をご紹介します。現在「祝の酒」には4銘柄がラインナップされています。
黒龍 つるかめ
原料米 | 国産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | やさしい口当たりと深い旨みを感じる味わい |
香り | フルーツを思わせる華やかな香り |
発売時期 | 受注生産 |
⼤吟醸酒をオリジナルボトルに詰め、「つる」と「かめ」のラベルを貼ったおめでたい2本セットの日本酒です。
塗り箱入りなので、おめでたい席のお祝いやお年を召した方への贈り物にもおすすめします。
黒龍 福ボトル
原料米 | 国産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | きめ細やく透明感のある味わい |
香り | ふっくらとした豊かな香り |
発売時期 | 受注生産 |
ラベルには書家 吉川壽⼀⽒揮毫の「福」の⽂字をあしらい、特別な塗り箱に入れられた、受注品の1本です。50%精米の山田錦を使用した大吟醸酒は、なめらかな口当たりと洗練された味わいが特徴。
「福」の文字は、酒樽を神様にお供えして祈る様子から成り立ったとも言われており、おめでたい席やハレの日のお祝いにぴったりです。
黒龍 干支ボトル
原料米 | 国産⼭⽥錦 |
精米歩合 | 40% |
アルコール度 | 17度 |
味わい | なめらかな口当たりのやさしい味わい |
香り | メロンを思わせるジューシーな香り |
発売時期 | 毎年12月 |
毎年12月に発売される、新年を祝うのにふさわしい純⽶⼤吟醸⽣原酒です。ラベルには故稲村雲洞⽒による⼲⽀の⽂字があしらわれています。
加水されていない原酒のため、アルコール度数は17度と一般的な日本酒よりも高めです。しかし、やわらかく軽やかな味わいなので、引っかかることなく飲み進められるでしょう。
しっかり冷やして、年末年始のごちそうとあわせて楽しみたい1本です。
黒龍 感謝ボトル
原料米 | 福井県産さかほまれ |
精米歩合 | 40% |
アルコール度 | 16度 |
味わい | 上品で透明感のある味わい |
香り | 桃のような上品でふっくらとした香り |
発売時期 | 毎年6月 |
毎年6月に発売される季節限定の純⽶大吟醸です。篆刻家 稲村⿓⾕⽒作の「感謝」を押印したラベルが目を惹きます。
福井県の酒米「さかほまれ」を使っており、黒龍らしい雑味のない上品でクリアな味わいが特徴です。クセがないので、日本酒ビギナーでも飲みやすいでしょう。
6月限定で発売されるので、父の日やお中元などの贈り物にも最適です。
出会いの酒
出会いの酒は、日本酒を飲みなれていない人や、「日本酒=飲みにくい」という先入観を持っている人におすすめしたい日本酒です。現在、2種類がラインナップされています。
黒龍 貴醸酒
原料米 | 福井県産五百万⽯ |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 12度 |
味わい | 熟したフルーツを思わせる甘酸っぱい味わい |
香り | ライチや⽩桃を思わせる甘い香り |
発売時期 | 通年 |
貴醸酒(きじょうしゅ)とは、仕込み水の代わりに日本酒を使って仕込んだものを指します。「黒龍 貴醸酒」は「黒⿓ 純吟」を仕込み水代わりに仕込みました。
貴醸酒は、濃厚な甘酸っぱさが特徴で、人によっては飲みにくいと感じることもある日本酒です。しかし、黒龍では少し軽やかな味わいにして、デザートワインのように飲みやすくしました。
あん肝やレバーなどのこってりした食材だけなく、バニラアイスなどのスイーツとも合わせられる新感覚の日本酒です。
黒龍 吟のとびら
原料米 | 国産酒造好適⽶ |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 14.5度 |
味わい | フルーティーで軽やかな味わい |
香り | マスカットを思わせる香り |
発売時期 | 通年 |
「日本酒はアルコールの香りがきつくて飲みにくい」と思っている人におすすめの、フルーティーな日本酒です。アルコール度数は14.5度と一般的な日本酒よりも低く、軽やかな味わいも手伝って、白ワイン感覚で飲めるでしょう。
マスカットを思わせる甘さのある香りも特徴です。常温保存可能なので、日本酒が好きな人へのプチギフトにもおすすめします。
黒龍のおすすめ銘柄3選
上で紹介した銘柄の中でも、特に味わいやすくおすすめの銘柄を3つ紹介します。どれを選べばよいか迷ってしまった方は、参考にしてみてください。
黒龍 いっちょらい
「黒龍 いっちょらい」は、おだやかな吟醸香とクセのない旨みが特徴の吟醸酒です。口に含むと甘さを感じますが、辛さが全体を引き締めてくれるため飲み疲れしにくいでしょう。
和食はもちろん、エビやイカ・タコをトマトやライムと和えたスペイン料理「セビーチェ」や、イタリア料理のカプレーゼとも相性が良い銘柄です。
価格も300mlで600円(税込)と手頃なので、「黒龍がどんな日本酒か知りたい」「試しに飲んでみたい」という方におすすめします。
黒龍 しずく
洋ナシや梅の花といった甘い香りが、グレープフルーツの皮を思わせるさわやかな香りを引きたてるさっぱり系の1本です。キレがよく、雑味のないクリアな味わいなので、日本酒を飲みなれていない人も飲みやすいでしょう。
しっかり冷やして、豆腐や白身魚などを使ったクセのない料理と合わせることで、よりおいしさが引き立ちます。ワンランク上の黒龍を飲んでみたい方におすすめです。
黒龍 石田屋
黒龍の中でも最高級銘柄で、皇室御用達としても知られる1本です。純米大吟醸酒を低温で熟成させ、うまみとまろやかさを引き出しています。
特筆すべきはその香りです。バラの花のような高貴な香りは決して単純ではなく、奥にクリーミーな甘さやスパイシーなニュアンスも感じられます。和食はもちろんフランス料理や中華料理とも相性がよいので、特別な日のお祝いにおすすめの銘柄です。
黒龍の購入方法
黒龍は「丹精込めて作った日本酒を、万全の状態でお客様に届けたい」との思いから、特約店限定で販売されています。黒龍酒造公式のオンラインショップなどはありません。
黒龍を購入する際は、最寄りの特約店またはネット通販に対応している特約店で購入しましょう。
全国の特約店情報は、黒龍酒造の公式サイトで確認できます。
黒龍に関するよくある質問【Q&A】
最後に黒龍に関するよくある質問をまとめました。黒龍を購入する際の参考にしてみてください。
黒龍は何県のお酒ですか?
黒龍は、福井県で造られている日本酒です。福井県吉田郡永平寺町にある「黒龍酒造」が手掛けています。
黒龍の価格帯は?
黒龍の価格帯は、720mlで約1,500円から13,200円と幅があります。最も手頃なのは、吟醸酒の「黒龍 いっちょらい」、最も高価なのは「黒龍 石田屋」「黒龍 二左衛門」です。
蔵元を見学したいのですが可能ですか?
黒龍酒造の蔵は、観光用の蔵として設計されていないため、危険な箇所があります。そのため、蔵の見学は行っていません。
まとめ
福井県で造られている日本酒「黒龍」は、手作業にこだわっているため生産量が限られているレアな日本酒です。しかし、そのおいしさから「一度は飲んでみたい!」という日本酒ファンが後を絶たず、海外でも大きな注目を集めています。
黒龍煮はさまざまな銘柄がありますが、特におすすめなのが次の3つです。
- 黒龍 いっちょらい
- 黒龍 しずく
- 黒龍 石田屋
どれもレアな日本酒にしては手に取りやすい価格帯なので、気になる方は特約店で購入してみましょう。
黒龍の日本酒が購入できる特約店は、黒龍酒造の公式サイトで確認できます。
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