日本酒「勝駒」|利酒師が種類や購入方法を解説

日本酒「勝駒」

名前を聞く機会の多い勝駒、どんな日本酒なのか気になる方も多いのではないでしょうか。勝駒は、非常にレアな日本酒であり、手に入れるのが困難です。しかし、その希少性ゆえに多くの人々が興味を持っています。

この記事では、勝駒の概要や種類、購入方法について詳しくご紹介します。

勝駒は、米の種類や製造方法によってさまざまな種類があり、主な購入方法は専門店やオンラインショップで購入することです。また勝駒を楽しむ際には、適切な温度や飲み方にも注意が必要です。

記事を読むことで勝駒についての理解が深まり、購入方法もわかるでしょう。

「勝駒(かちこま)」とは

「勝駒」は、富山県高岡市にある清都酒造場が醸造する人気の日本酒です。名前は日露戦争における日本の勝利に由来しています。初代の清都慶介氏が戦後、故郷の高岡市に酒造りの店を開業する際、日本が「勝駒(勝利の駒)」として戦争を乗り越えたという意味を込めて、この名前を命名しました。現在では日本酒愛好家だけでなく、多くの著名人からも愛されています。

また「勝駒」は「激レア」な日本酒として知られています。清都酒造場はわずか5人の職人だけで酒造りをしており、限られた数量しか生産されません。この少量生産による希少性が、世にあまり出回らない理由の一つとなっています。

味わいとしては、使用される酒米「五百万石」を50%まで精米した純米酒が代表的です。その味わいは上品でありながらも米の旨味が広がるすっきりとしたもの。また山田錦を使用した大吟醸などもあり、どれも丁寧な製法で作られることから、一度飲んだ者を虜にする美味しさと言われています。

清都酒造場(きよとしゅぞうじょう)について

清都酒造場は富山県高岡市に位置する歴史ある酒蔵です。明治39年の創業以来、小さな蔵として規模を大きくすることなく、品質に一貫してこだわり続けています。理念は「不容偽」(偽りを容わず)であり、量産をしない、種類を増やさない、酒質を第一にした酒造りを行っています。

結果として全国的に人気が高まり、特に「勝駒」というブランドは幻の日本酒とも称されるほど希少です。また清都酒造場は、平成12年に蔵が国の有形文化財に登録されるなど、伝統と品質は広く認知されています。

勝駒のラインナップ

勝駒は「一般銘柄」「特別な酒」「季節の酒」と豊富なラインナップがあります。特別な酒は、特別な時間を彩るためのお酒で、季節の酒はその季節にしか味わえない一期一会の酒です。これらの日本酒は、富山の小さな手造り酒蔵で、一心に醸造されています。

勝駒の一般銘柄

一般銘柄は現在5種類です。それぞれ異なる特徴や味わいを持ち、多くの人々に愛されています。以下にご紹介します。

勝駒 大吟醸

原料米 山田錦
精米歩合 40%
アルコール度 17度
味わい 繊細で深みのある味わい
香り 華やかな香り

「勝駒 大吟醸」は清都酒造場が醸す、特筆すべき逸品です。繊細ながらも深みのある味わいと、華やかな香りが特徴的で、日本酒の極みを表現した一本と言えます。口当たりは滑らかで、米の旨みとフルーティな香りが広がります。バランスが見事に取れているのが、「勝駒 大吟醸」の大吟醸の真骨頂です。

勝駒 純米吟醸

原料米 山田錦
精米歩合 50%
アルコール度 16度
味わい ほんのりと穏やかに続く余韻、純米酒ならではの柔らかさ
香り 程よく香る吟醸香

「勝駒 純米吟醸」は豊かな味わいと繊細な香りが特徴的な一品です。純米酒ならではの柔らかさと、さらりとしながらもしっかりとした余韻が感じられます。これほどのバランスの良さを持つ純米吟醸酒は、なかなか見つけることは難しいでしょう。

勝駒 純米酒

原料米 五百万石
精米歩合 50%
アルコール度 16度
味わい 旨味とふくらみが感じられる、サラリとした口当たりの純米酒
香り 華やかで甘美な香り

「勝駒 純米酒」は米と米こうじのみを使用した純米酒です。サラリとした口当たりながらも、旨味やふくらみが感じられ、純米酒の新たな魅力を発見できる一本となっています。美味しい日本酒を追求した結果生まれたこの日本酒は、初めて勝駒を味わう方にもおすすめです。

勝駒 本仕込

原料米 五百万石
精米歩合 55%
アルコール度 16度
味わい 絹のような優しい舌触り、飽きのこない旨さ
香り 爽やかで上品

「勝駒 本仕込(特別本醸造)」、通称「特本」は蔵元の思いが詰まった一品です。「一升瓶で二千円で美味しいお酒を提供したい」という蔵元の願いが形になった商品で、価格からは想像もつかないほどの品質と味わいを持ち合わせています。爽やかで上品な香りと絹のような優しい舌触り、そして飽きのこない旨さが特徴。コストパフォーマンスに優れた一品として、多くの日本酒愛好家に愛されています。

勝駒 上撰

原料米 五百万石
精米歩合 60%
アルコール度 15度以上16度未満
味わい 深みのある味わい
香り 洋梨、バナナ、ミントのような淡い香り

「勝駒 上撰」は普通酒(旧1級酒)ながらも、一切の手抜きはありません。昔からのラベルを守るために醸し続けられている一本です。手頃な価格でありながら、その品質は非常に高く評価されています。

特別な酒

現在、日本酒勝駒のラインナップには2種類の特別な酒があります。以下にご紹介します。

勝駒 純米大吟醸

原料米 山田錦
精米歩合 40%
アルコール度 16度
味わい バランスが良く、奥行きのある味わい
香り 繊細な香り

「勝駒 純米大吟醸」は清都酒造場が誇る代表的な日本酒です。約20年ぶりのリリースとなったこの酒は、精米歩合40%の米から醸されています。特徴的なのは、純米酒を思わせる口当たりとお米の旨さや味のふくらみに、大吟醸の上品さが加わった、バランスと奥行きのある味わいです。深いコクと繊細な香りが絶妙に絡み合い、一度飲んだら忘れられない印象を残します。

勝駒 「特吟」大吟醸

原料米 山田錦
精米歩合 40%
アルコール度 17度
味わい キレがよく、渋味が後に感じる甘さ控えめの辛口
香り 穏やかなマスカット、洋ナシのような清楚で淡い香り

緻密に織り成された多層的な味わいと、華やかで深みのある香りが特徴の「勝駒 特吟 大吟醸」。厳選された原料米を低い精米歩合まで磨き上げ、丁寧に醸造されています。その結果生まれたのは、上品で洗練された口あたりと繊細な甘み。まさに日本酒の極みを味わうことができる一本です。

季節の酒

「季節の酒」はその名の通り、季節ごとに変わる日本酒のラインナップを指します。これらは一年を通して提供される定番商品とは異なり期間限定の商品のため、希少価値が高いです。

かちこま しぼりたて新酒

原料米 五百万石
精米歩合 60%
アルコール度 18度以上19度未満
味わい やや辛口、雑味の少ない味わい
香り 自然体、スッピンの美人風味

「かちこま しぼりたて新酒」は丁寧な製法と厳寒の時期に行われる仕込みが特徴です。これにより、雑味の少ない、香り高く、身体にスッと染み入る味わいを実現しています。華やかな香りを追求する流行には乗らず、食事の良さを引き立てる「やや辛口」の流儀を貫いています。質の高い日本酒を求める方々に是非お試しいただきたい一品です。

勝駒のおすすめ銘柄3選

味わい豊かな勝駒は日本酒好きから支持を受けています。以下ではその中でも特に味わいやすく、初心者から熟練者まで幅広く楽しめるおすすめの銘柄を3つ紹介します。

勝駒 「特吟」大吟醸

勝駒「特吟」大吟醸はその特異な味わいと品質の高さから、日本酒愛好家なら一度は体験したい逸品です。最高峰の大吟醸として知られ、味わいはまさに極上。繊細ながらも深い味わいが料理の味を引き立て、どんな料理にも合う万能性を持っています。

高品質な日本酒を求める方や、新たな味わいを追求したい方に特におすすめです。料理と共に楽しむ一杯としてはもちろん、一人でじっくりと味わう時間にも最適です。

勝駒 大吟醸

「勝駒 大吟醸」は小さなタンク1本分しか仕込めない数量限定品で、希少性も魅力です。袋吊りで丁寧に仕込まれたこの日本酒は、上品でまろやかな味わいが特徴。一緒に飲みたいおつまみや料理を選ばず、どんなシーンでも楽しむことができます。

また、この日本酒は味わいだけでなく製法や背景にも注目です。商業主義を排し、数種類を目の行き届く数量しか製造しないという職人気質が、安定した品質を保つ秘訣とされています。

勝駒 純米酒

「勝駒 純米酒」は勝駒の名声を高めた立役者とも言える一品です。フルーティーなバナナを思わせる香り、美しく伸びた酸味、そして切れの良さが特徴的で、見事な均衡感が感じられます。また手に入りにくい勝駒のラインナップの中では、比較的入手しやすい点も魅力でしょう。特に勝駒が初めての方には、まずは純米酒から始めることをおすすめします。味わいの豊かさとバランスが持ち味で、勝駒の世界観を存分に味わうことができます。

勝駒の購入方法

勝駒を購入する方法は大きく分けて以下の2つです。

  • 店頭で購入する
  • インターネットで購入する

それぞれについて詳しく説明します。

正規取扱店で購入する

勝駒は、富山県や石川県内の正規取扱店で購入できます。具体的な店舗の場所や情報については、清都酒造場のHPを参照してください。各店舗の電話番号も掲載していますので、在庫状況など詳細を確認することが可能です。

直接清都酒造場に連絡して、お近くの正規取扱店を紹介してもらうことも可能です。その際は以下の連絡先に電話してください。

0766-22-0557(9:30〜16:00 土日・祝日を除く)

インターネットで購入する

インターネットでの購入は、富山県外からでも気軽に勝駒を手に入れることができる方法です。ただし人気の高さから在庫切れや値上がりすることもあるため、早めの購入がおすすめです。

いくつかのオンラインショップでは勝駒が取り扱われています。楽天市場などのオンラインショップでは、各種日本酒が取り扱われていますので、好みの種類を選ぶことが可能です。

ただしインターネットでの購入は一見便利な反面、ショップによって価格は異なります。いくつかのショップを比較し、適正な価格か確認しましょう。

また、勝駒は季節によって在庫状況が大きく変わるため、4月頃には倉庫が満杯であっても秋になると空になることもあります。そのため、特にお気に入りの種類がある場合は、早めの購入を心掛けてください。

勝駒に関するよくある質問【Q&A】

勝駒に関するよくある質問を以下にまとめました。

勝駒は何県のお酒ですか?

「勝駒」は、富山県高岡市にある清都酒造場が醸造する人気の日本酒です。

清都酒造場は、富山県高岡市に位置する歴史ある酒蔵です。明治39年の創業以来、小さな蔵として規模を大きくすることなく、その品質に一貫してこだわり続けています。その理念は「不容偽(偽りを容わず)」であり、量産をしない、種類を増やさない、酒質を第一にした酒造りを行っています。

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勝駒の価格帯は?

勝駒の価格帯は商品により異なりますが、一般的には数千円から数万円の範囲です。特別な銘柄や季節の銘柄は価格が高い傾向にあります。また販売店によっても価格が若干異なることがあります。具体的な価格情報はお近くの正規取扱店にお問い合わせください。

勝駒を蔵元で購入できますか?

普段は蔵元での「勝駒」の販売は行っていません。ただし臨時で販売する場合もあります。当日の販売状況については事前に清都酒造場へ問い合わせてみてください。

まとめ

勝駒は富山県高岡市にある清都酒造場が醸造する日本酒で、希少性と高品質が特徴です。その種類は「季節限定の酒」から「特別な酒」まで豊富であり、一度飲んだら忘れられない美味しさがあります。特に精米歩合や原料米にこだわった製法が評価され、日本酒愛好家や著名人からも高い支持を受けています。

購入方法は富山県や石川県内の正規取扱店で店頭購入が可能です。またインターネットでの購入もあり、多くのオンラインショップで取り扱われていますが、在庫切れや値上がりすることもあるため、早めの購入がお薦めです。

この記事を読んで勝駒に興味を持った方は、ぜひ一度その味わいを体験してみてください。

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