栃木県のおすすめ酒蔵|特徴や酒蔵見学のマナー

日本酒ファンのなかには「蔵を見学してみたい!」という方も多いでしょう。「仙禽」や「鳳凰美田」など有名な地酒も多い栃木県には酒造見学ができる酒蔵がたくさんあります。

この記事では、栃木県でおすすめの見学できる酒蔵や、酒蔵見学のマナーを紹介します。酒蔵の見学に行きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

栃木県の日本酒の特徴は?

栃木県では、酒造りに適した水と米を使って下野杜氏(しもつけとうじ)による酒造りが行なわれています。

酒造りに使う仕込み水は、渡良瀬川や那珂川、鬼怒川などの河川のほか、日本百名水にも選ばれた尚仁沢湧水や出流原弁天池湧水を源としており、適度にミネラルを含んでいるのが特徴です。

そのため、栃木県の日本酒は全体的に濃厚で、米の甘み・旨みがしっかり感じられる物が多くあります。

見学可能!栃木県のおすすめ酒蔵6選

ここからは、栃木県内で見学可能なおすすめ酒蔵をご紹介します。

島崎酒造

公式サイト https://azumarikishi.co.jp/
住所 栃木県那須烏山市中央1-11-18
電話番号 0287(83)1221
代表銘柄 東力士
見学の条件・日時など 例年1月~12月末の土日祝日・ゴールデンウィーク・お盆に実施

開放日は予約不要(開放日カレンダー

開放日以外は前日までに要予約

料金 大人(20歳以上):200円、20歳未満:無料

嘉永2年(1849年)創業の島崎酒造は、全国でも珍しい洞窟酒蔵がある蔵元です。年間を通して気温が安定していて光の影響も少ない洞窟内で長期熟成される日本酒は、深みのある独特の味わいが楽しめると日本酒ファンの間で注目を集めています。代表銘柄の「東力士」と、長期熟成酒「熟露枯(うろこ)」を飲み比べてみるのもおすすめです。

熟成酒に興味がある人はぜひ訪ねてみてください。

片山酒造

公式サイト http://www.kashiwazakari.com/
住所 栃木県日光市瀬川146ー2
電話番号 0288(21)0039
代表銘柄 柏盛・素顔・ほほえみ
見学の条件・日時など 毎日10:00・11:00・14:00・15:00の4回実施(1~3月は月~土のみの受付)

電話またはじゃらんにて前日までに要予約

料金 1人1,000円

片山酒造は、小さな蔵元ならではの酒造りにこだわっている蔵元です。創業以来、人の手でゆっくりともろみを搾る「佐瀬式」での酒造りを続けており、造る酒は日本酒本来の味が楽しめると日本酒ファンに人気があります。

柏盛は、濃醇甘口の日本酒が多い栃木県において珍しいやや辛口の日本酒で、食事と合わせて日本酒を楽しみたい人におすすめです。

渡邊佐平商店

公式サイト http://www.watanabesahei.co.jp/
住所 栃木県日光市今市450
電話番号 0288(21)0007
代表銘柄 尊徳・清開・日光誉
見学の条件・日時など 通年実施(電話・FAX・メールで前日までに要予約)

申し込みは2名~

料金 無料

渡邊佐平商店は、天保13年創業の歴史ある蔵元です。ミネラル分の少ない軟水の地下水を仕込み水に使用しており、すっきりとした味わいの日本酒を得意としています。

岩手県出身の南部杜氏によって醸される日本酒の多くは純米酒で、そのラインナップは栃木県内ナンバーワンと言っても過言ではありません。濃い味のものからすっきり系までバリエーション豊富なので、純米酒好きなら一度は訪れたい酒蔵です。

外池酒造店

公式サイト https://tonoike.jp/
住所 栃木県芳賀郡益子町大字塙333-1
電話番号 0285(72)0001
代表銘柄 燦爛・外池・望
見学の条件・日時など 通年実施(公式サイトより2日前までに要予約)

毎日10:30~と15:00~の2回

料金 1人1,000円
利き酒+おつまみセット付き

1937年(昭和12年)創業の外池酒造店は、日本酒以外にも米を原料とした焼酎やリキュール、どぶろくといった様々な酒を製造している蔵元です。造っている3銘柄の日本酒は、いずれも食中酒にふさわしい酸と旨み・キレのバランスが良く、海外でも人気があります。

現在は下野杜氏と南部杜氏の資格を持つ小野誠さんが先頭に立って酒造りを行っており、2019年には全国新酒鑑評会だけでなく、IWCやKuraMaster(フランス)など国内外の大会で多数の優秀な成績を修めました。

第一酒造

公式サイト https://www.sakekaika.co.jp/
住所 栃木県佐野市田島町488
電話番号 0283(22)0001
代表銘柄 開華
見学の条件・日時など 毎年2月中旬のイベント時(要申し込み)
料金 無料

「開華」を醸造する第一酒造は、延宝元年(1673年)創業の栃木県内で最も歴史ある蔵元です。創業当時から米作りも手掛けており、今も蔵元の自社水田で蔵人自らが植えた米を使って酒造りを行っています。

下野杜氏が醸す日本酒は、その質の高さから全国新酒鑑評会で何度も金賞を獲得しており、「関東の三銘酒」にも数えられるほどです。

西堀酒造

公式サイト https://nishiborisyuzo.com/
住所 栃木県小山市大字粟宮1452
電話番号 0285(45)0035
代表銘柄 門外不出・西堀・若盛
見学の条件・日時など 通年実施(公式サイトより要申し込み)
料金 1人700~2,500円(申し込み人数により変動)

おちょこorグラス・試飲付き

西堀酒造は、明治5年の創業以来、蔵付き酵母(酒蔵に棲みついている酵母)の力を借りて酒造りを行っている蔵元です。

「美味しさとともに驚きと感動を届ける”自由闊達なる酒造り”」を目指しており、古代米を使った個性的な日本酒の醸造にもチャレンジしています。代表銘柄は「門外不出」のほか、西堀や若盛。特に門外不出は生産量の9割が栃木県内で消費されており、濃醇旨口タイプの食中酒として地元の人に人気です。

他にもまだまだある!栃木県の酒蔵一覧

栃木県内には、他にもたくさんの酒蔵があります。公式サイトなどの情報をまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。

以下のリストは見学できる酒蔵です。

蔵元名(代表銘柄) 公式サイト・住所等
天鷹酒造(天鷹) 公式サイト:https://www.tentaka.co.jp/

住所:栃木県大田原市蛭畑2166

電話番号:0287(98)2107

見学可否:可

森戸酒造(十一正宗) 公式サイト:https://morito-brewery.com/

住所:栃木県矢板市東泉645

電話番号:0287(43)0411

見学可否:可

松井酒造店(松の寿) 公式サイト:https://www.matsunokotobuki.jp/

住所:栃木県塩谷郡塩谷町大字船生3683

電話番号:0287(47)0008

見学可否:可

飯沼銘醸(杉並木・姿) 公式サイト:https://www.iinumameijo.com/

住所:栃木県栃木市西方町元850

電話番号:0282(92)2005

見学可否:可

 

以下は見学できない酒蔵です。しかし、蔵によっては直売所で日本酒の試飲・購入ができることもあります。

 

蔵元名(代表銘柄) 公式サイト・住所等
池島酒造(池錦) 公式サイト:-

住所:栃木県大田原市下石上1227

電話番号:0287(29)0011

見学可否:不可

菊の里酒造(大那) 公式サイト:http://www.daina-sake.net/

住所:栃木県大田原市片府田302

電話番号:0287(98)3477

見学可否:不可

渡邉酒造(旭興) 公式サイト:https://www.kyokuko.net/

住所:栃木県大田原市須佐木797-1

電話番号:0287(57)0107

見学可否:不可

富川酒造店(富美川) 公式サイト:http://www.kubun.jp/

住所:栃木県矢板市大槻998

電話番号:0287(48)1510

見学可否:不可

小島酒造店(かんなびの里) 公式サイト:https://r.goope.jp/kojimashuzou

住所:栃木県塩谷郡塩谷町大字風見1185

電話番号:0287(46)0903

見学可否:不可

白相酒造(とちあかね) 公式サイト:https://shiraso.com/

住所:栃木県那須郡那珂川町小川715ー2

電話番号:0287(96)2015

見学可否:不可

せんきん(仙禽) 公式サイト:http://senkin.co.jp/

住所:栃木県さくら市馬場106

電話番号:028(681)0011

見学可否:不可

惣誉酒造(惣譽) 公式サイト:https://sohomare.co.jp/

住所:栃木県芳賀郡市貝町大字上根539

電話番号:0285(68)1141

見学可否:不可

宇都宮酒造(四季桜) 公式サイト:https://shikisakura.co.jp/

住所:栃木県宇都宮市柳田町248

電話番号:028(661)0880

見学可否:不可

井上清吉商店(澤姫) 公式サイト:http://sawahime.co.jp/

住所:栃木県宇都宮市白沢町1901-1

電話番号:028(673)2350

見学可否:不可

虎屋本店(七水) 公式サイト:https://toratora.co.jp/

住所:栃木県宇都宮市本町4番12号

電話番号:028(622)8223

見学可否:不可

辻善兵衛商店(桜川) 公式サイト:http://www.nextftp.com/dotcom/sakuragawa/

住所:栃木県真岡市田町1041-1

電話番号:0285(82)2059

見学可否:不可

小林酒造(鳳凰美田) 公式サイト:https://hououbiden.jp/

住所:栃木県小山市大字卒島743-1

電話番号:0285(37)0005

見学可否:不可

三福酒造(三福) 公式サイト:https://sanpuku.jp/

住所:栃木県小山市大字南小林87

電話番号:0285(38)0003

見学可否:不可

杉田酒造(雄東正宗) 公式サイト:http://sugitasyuzou.co.jp/index.html

住所:栃木県小山市大字上泉237

電話番号:0285(38)0005

見学可否:不可

若駒酒造(若駒) 公式サイト:-

住所:栃木県小山市大字小薬169

電話番号:0285(37)0429

見学可否:不可

北関酒造(北冠) 公式サイト:http://www.hokkansyuzou.co.jp/

住所:栃木県栃木市田村町480

電話番号:0282(27)9570

見学可否:不可

相良酒造(朝日榮・東照・三毳山) 公式サイト:https://asahisakae.com/

住所:栃木県栃木市岩舟町大字静3624

電話番号:0282(55)2013

見学可否:不可

吉井酒造(初戎) 公式サイト:-

住所:栃木県佐野市金屋下町2445

電話番号:0283(22)0300

見学可否:不可

酒蔵見学の申込方法

酒蔵に見学に行くときは、事前に申し込みが必要なことがほとんどです。「予約不要」「申し込み不要」と書かれているところを除いて、訪問する数日前までに申し込みを済ませておきましょう。

酒蔵を見学する際は、まず酒造会社や酒蔵がある場所の酒造協同組合で、見学の可否や費用を調べましょう。調べた結果、予約が必要な場合は酒蔵に問い合わせて見学の予約をしてください。予約が不要な場合であっても、案内開始時間などが設けられている場合があるので、問い合わせておくと安心です。

酒蔵見学の費用は、無料もしくは有料であってもお土産付きのところが多いとされています。費用やお土産の有無などは酒蔵によって異なるので、その点も含めて事前にリサーチしておきましょう。

酒蔵見学をする上でのマナー

酒蔵を見学する際は、次のことを守ってください。

  • 硬水や香りの強い整髪料はつけない
  • 直前に納豆を食べない
  • 試飲したら車の運転はしない

これらのことは、酒蔵見学に行く際のマナーです。詳しくみていきましょう。

香水や香りの強い整髪料はつけない

日本酒の香りはとてもデリケートな香りです。少量でも強く香る香水や整髪料をつけていくと、日本酒本来の香りがわからなくなってしまいます。同時に見学する人や蔵の中で作業に当たっている蔵人さんにも迷惑をかけてしまうので、匂いが強い香水や整髪料はつけずに見学に行きましょう。

意外と盲点なのが、服の柔軟剤です。普段、強く香る柔軟剤を使っている人は、当日着ていく服に気を配ってください。

直前に納豆を食べない

酒蔵のなかには、酒造りに欠かせない麹菌や酵母がいます。蔵に住み着いている「蔵付き酵母」は、その蔵にしかいない大変貴重なもので、失われると取り返しがつきません。

酒蔵見学に行く際は、納豆やヨーグルトなどの発酵食品を控えましょう。乳酸菌や納豆菌はとても強い菌なので、見学者を通じて蔵の中に持ち込まれると、蔵の中にいる麹菌に影響を与えてしまいます。味噌・醤油・酒など麹を使って造られた発酵食品以外は、控えてください。

蔵によっては柑橘類も避けるよう指示があることもあるので、問い合わせの際に確認しておきましょう。いつから発酵食品や柑橘類を控えるかは蔵により異なりますが、見学当日に食べるのは厳禁です。

試飲したら運転は厳禁

酒蔵によっては、試飲ができるところもあります。試飲をしたら、絶対に車やバイクを運転してはいけません。複数人で行くときは、誰か1人ハンドルキーパーを決めておくと安心です。

駅やバス停から近い蔵であれば、公共交通機関を利用するのもよいでしょう。

栃木県の酒蔵に関するよくある質問【Q&A】

最後に、栃木県の酒蔵に関するよくある質問をまとめました。

見学はすべての酒蔵でできますか?

酒蔵によっては、見学を受け入れていなかったり、見学できる期間が限られていたりします。事前に公式サイトなどで調べてから出かけましょう。

酒蔵見学にはどのような服装や靴で行くべきですか?

酒蔵見学の際の服装は、動きやすい服装・靴で行きましょう。酒蔵は、食品を扱っている場所です。ビーズやボタンといった装飾が多い服装は、装飾が落ちるおそれがあるので避けた方が良いでしょう。

蔵によっては、土足厳禁の場所があったり、見学用の履物に履き替えたりすることもあります。そのためブーツや厚底靴、ヒールのある靴など脱ぎ履きに手間取る靴は不向きです。見学中、足場の悪いところを通ることもあるので、履き慣れたスニーカーなど簡単に脱ぎ履きできて安定感がある靴を履いていくのがおすすめです。

酒蔵見学で撮った写真はSNSにアップしても良いですか?

酒蔵見学で写真を撮るときは、必ずスタッフの方に許可を得てから撮るようにしましょう。酒蔵の中には写真撮影不可の場所もあります。SNSにアップする場合も同様に、事前に許可を得てください。

まとめ

濃醇甘口の日本酒が多く作られている栃木県には、見学できる酒蔵も多くあります。日本酒をもっと深く知りたいと思ったら、見学に訪れてみてはいかがでしょうか?

酒蔵を見学に行く際は、事前に公式サイトで見学の可否をリサーチしましょう。蔵によっては数日前までの予約が必要だったり、限られた日しか見学できなかったりします。

見学に行く際は以下のマナーを守ることも重要です。

  • 香水や香りの強い整髪料はつけない
  • 納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べない
  • 試飲したら運転しない

酒蔵の見学を通じて、さらに日本酒の魅力に触れてみませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。