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日本酒が好きで、日本酒のこともっと勉強したい!
きっと、日本酒を飲んでいると、日本酒の知識をもっと深めたいという方も多いのではないでしょうか?(私もそうでした。)
実は、そういう日本酒を学びたい方向けに、初心者の方が趣味で取れるような資格から、プロフェッショナルとしての資格まで、日本酒の資格や検定は数多く存在します。
今回は日本酒の検定、資格について世界一わかりやすく、徹底的に説明していきます!
美味しい日本酒編集部
こんにちは!「美味しい日本酒」編集部です。さて、今回は日本酒の資格特集!日本酒は学べば、もっと楽しい日本酒LIFEをたのしめますよ!
・日本酒が好きで、資格を取ってみたいな〜って思ってる方。
Contents
日本酒の資格・検定を取得するメリット
美味しい日本酒編集部
さて、まず私自身が日本酒資格(国際唎酒師)を取得して感じた、メリットとデメリットについて説明します。
メリット1-より日本酒を楽しめるようになる。
まず1点目の、より楽しめるという点ですが、唎酒師の資格では、日本酒の歴史・文化・製造工程・マナー・テイスティングの基本等が学べるので、そのような知識を身につける事によって、その後の日本酒を飲むたびが勉強の場になるということです。
具体例-日本酒を飲むたび勉強の場となる⬇︎
- 手順1ラベルで味わいを予想できる
お店などで、お酒を注文した際に、貼ってあるラベル等で、どういった種類のお酒なのか、精米歩合が何%なのか、日本酒度や酸度など、ラベルだけの情報で、ある程度の日本酒のタイプ、味わいを予想できるようになります。
これは、少し勉強すればできるようになります。
- 手順2飲んで、予想との違いを感じる
テイスティングの基本を学んでいるので、実際にのんでみて、どういった香りなのか、どういった味わいなのかをより鮮明に感じる事ができ、さらには、ラベルの情報で予想した味わいと実際の味わいの違いを確認できる。
- 手順3感じた味わいを言葉にする
飲んで感じた味わいを言葉にすることによって、抽象的な味わいの感覚が、より具体的な味わいの感覚を身につけられる。
【例】なんかフルーティーな香りがする-抽象的- ➡︎ まるで南国のパイナップルのような香りに〜〜-具体的-
- 手順4お酒の味わいを覚えている
資格をとれば、1~3手順の事は、勝手にやってしまいます(そっちのが楽しいから)。この3つ作業をする事によって、かなりの確立1つの銘柄の味わいを具体的に言葉にだせるくらい自然と覚えています。
【例】
- 一般の人➡︎あのお酒美味しかったな-抽象的-
- 唎酒師➡︎あのお酒は、マスクメロンのような香りに予想を超えるジューシさ、さらにはシュッとキレる後味は最高だったな-具体的-
資格や検定を取得することで、すぐに日本酒のプロになれる訳ではありませんが、取得した後が、日本酒を飲むたび学びの場となり、より日本酒を飲む事が楽しくなります。
メリット2-日本酒のプロとして見られる。
別に、プロに見られたい訳じゃないという方もいるかもしれませんが、資格を取得し、周りに公言する事によって、日本酒の知識が豊富なプロとしてみられます。
日本酒の資格には、いろいろ難易度がありますが、一般の方は、日本酒の資格に対する知識はそこまでありません。ですので、どんな日本酒の資格・検定でも、資格を取得すると日本酒のプロフェッショナルという風に見られます。(資格パワーですね。)
プロとして見られることによって、どんな得があるかというと。⬇︎
- 日本酒のイベントを主催したり、日本酒の講師としても活躍できます。
- 日本酒といったらこの人となり、日本酒に関する質問や、日本酒を教えてと飲み会に誘われる。
美味しい日本酒編集部
私の場合、資格を取得してから、全国の酒蔵を回ったので、学んだことを実際に体験することによって、より知識が深められました。
日本酒資格を取得のデメリット・注意点
日本酒の資格するデメリットと注意点ですが、2点あります。
居酒屋で日本酒のうんちくを語り続ける。
これは、資格を取っても、取ってない方でも見かけますが、日本酒の知識比べのような話をしている方を見かけますね。また、とにかくうんちくを語り続けるうんちく人間もいます。(うんちく人間=興味ないことを延々と語り続ける)
基本的に、お酒は嗜好品なので、知識があっても、なくても、楽しむ事を最優先にするべきだと思います。(自分の見解)
視野が狭くなる。
よくある事ですが、日本酒に詳しくなり、お酒を飲んでいくと、だいたい自分の好みのタイプが決まってきます。
例えば、辛口好き、甘口フルーティー好き、コクのある純米酒好きなど、そういった通の方は、自分の好みのお酒を人に勧めるようになったり、辛口好きが、「甘口のフルーティーの日本酒は酒じゃない!!」と言うようになったりと、自分の好みが一番美味しいんだと変な偏見をもってしまいがちですね。
特に、「ツウなら辛口だ!」と辛口信仰タイプの人ははめんどくさいです(笑)
これは、日本酒を学べ学ぶほど、自己中心的に視野が狭くなっていきがちですので、注意が必要です。
- 為になる話はいいが、うんちく人間にならないようにしよう
- 学ぶことによって視野が狭くならないようにしよう
美味しい日本酒編集部
メリット、デメリット(注意点)を述べてきましたが、私的には、デメリットに関しては、注意点を頭に入れておけば大丈夫なので、資格・検定の取得は圧倒的にメリットの方が大きいですね!
さてこれまでに、メリット・デメリットについて説明してきました。ここからは、各資格・検定について説明していきたいと思います。
日本酒の資格8選
日本酒ナビゲーター
日本酒ナビゲーターは、日本酒学講師認定者が主催する日本酒の講座をうけることによって、資格を取得することができる、難易度の優しい資格です。
受験資格
誰でも可
試験内容
4時間30分の集中講座に参加するのみ。
集中講座内容➡︎日本酒の基礎知識、8つのタイプの日本酒の試飲とマリアージュの体験
検定料
講習会費用:10,000円+日本酒ナビゲーター認定登録料2,500円+消費税8%
合計13,500円(税込)
くわしくはこちらから⬇︎
参考
日本酒ナビゲーター日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
日本酒検定
日本酒検定は、以前は、10級〜1級まで存在しましたが、現在は、初級・中級・3級・2級・準1級・1級の6段階のランクで構成されています。
初級・中級は無料でネットで受験でき、3級〜1級までは、会場試験で受験します。
(本記事は、3級〜1級までの情報を説明します。)
受験資格
20歳以上3級➡︎2級➡︎準1級➡︎1級と順に受講する。
※日本酒学講師の方は、準1級から受験可能です。※唎酒師は2級から受験可能です。
試験内容
歴史・造り方・マナー・楽しみ方・雑学など50問/50分
※テイスティングはなし
検定料
3級:3650円
2級:4200円
準1級:4700円
1級:5250円
詳しくはこちら⬇︎⬇︎
参考 日本酒検定日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)唎酒師
日本酒知識だけではなく、テイスティングの能力も求められる資格です。
日本酒のプロを目指すや、お酒好きの趣味としても取得する方が多く、数ある日本酒の資格の中で最も人気のある資格です。
飲食店の方や小売関係の方がが唎酒師を取得すれば、ワインのソムリエのように、お客さんの好みに合わせたお酒を選んだり、注文や料理に応じてベストな日本酒を選び出す手助けになります。
受験資格
なし
試験内容
- 第1次試験(40分)筆記-選択
酒類をはじめ飲食全般における基礎知識。
- 第2次試験(75分)筆記-選択
日本酒に関する基礎知識が問われます。
- 第3次試験(60分)テイスティング
日本酒のテイスティングを行い、お酒の説明、正常と劣化を判断する試験です。
- 第4次試験筆記-記述
日本酒のサービス、セールスプロモーションに関する問題が問われます。
検定料
- 受講受験料➡︎57800円
-合格後-
- 認定料➡︎25,000円
- 入会金➡︎19,000円
- 初回年会費➡︎15,900円詳しくはこちら⬇︎
参考 唎酒師日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
国際唎酒師
国際唎酒師は、単に日本酒の知識を身につけるだけではなく、様々な国の嗜好、市場実態、文化などを学び、それを外国語で伝えることのできる日本酒のプロフェッショナル。
試験内容は唎酒師の内容と似ていて、その試験を英語か中国語、フランス語で受験する資格です。
外国人にお酒を販売される方、英語など外国語が得意で日本酒を学びたいという方にオススメ試験です。
受験資格
受験申込時に受験者の国籍地・居住地+受験地で飲酒可能な年齢に達している方
試験内容
- 第1次試験筆記酒類や飲食全般の基礎知識
- 第2次試験筆記日本酒の専門知識
- 第3次試験テイスティングテイスティングを通じたセールスプロモーション
国際唎酒師の場合、試験は第3次試験までで、テイスティングとサービス知識を同時に行います。
検定料
受験費用➡︎25,000円
認定登録費用➡︎5,000円
美味しい日本酒編集部
唎酒師か、国際唎酒師どちらを受けようか迷ったのですが、試験レベルはほぼ一緒にも関わらず、値段的にかなり安く、英語も得意でしたので、国際唎酒師を受験しました。
酒匠
酒匠は、日本酒と焼酎のテイスティングの専門家と呼べる存在です。
唎酒師と焼酎唎酒師の上位資格であり難易度の難しいテイスティングに特化した資格です。
目指す方は、料理店、酒販店の経営者または商品担当者、酒類卸売業のバイヤーなどが多いです。
受験資格
受験資格は以下3点のいずれかを満たすことが条件です。
- FBO認定会員在籍通年年数が3年以上である
- SSIが主催する「蔵元体験実習」に1回以上参加したことがある。
- 所定のレポートを提出した者
お酒1商品をテイスティングして、その香味・個性を評価せよのテーマでレポートを提出する。
試験内容
ほとんどがテイスティングの試験。筆記試験もあるが、唎酒師と同程度。
検定料
受験料:78,000円
認定登録料:25,000円(大型認定証)
詳しくはこちら⬇︎
参考
育成講座FBO academy
日本酒学講師
日本酒学講師は、名前の通りお酒の先生として活躍するための資格です。
この資格を取得すると、SSI公認の日本酒セミナーを開催することができ、セミナー参加者に「日本酒ナビゲーター」を認定することができる権利を持ちます。
また、FBO認定講師にも認定され。日本酒の講師のプロとして見なされる資格です。
受験資格
FBO認定会員で、受験時までに以下の2つの条件をみたさなければなりません。
- 職務経歴書の提出
- 所定のレポートを提出した者
※ただし、SSI主催の「蔵元体験実習」、FBOアカデミーのセミナーに1回以上参加歴がある方、またはFBO認定会員歴が3年以上の方はレポートの提出は不要です。
試験内容
- 第1次試験筆記-選択・記述
日本酒・焼酎の専門的な知識
- 第2次試験(75分)筆記-選択・記述
講師として必要な知識を問う。
- 第3次試験(60分)テイスティング-選択・記述
日本酒と・焼酎のテイスティングを行い、専門的な知識を問う
- 第4次試験講習実技
講師としての総合力を問う
- 第5次試験面接
講師としての総合力を問う
検定料
受講受験料:108,000円
認定登録料:35,000円(認定証-額装仕上)or 25000円(認定証-額装なし)
詳しくはこちら⬇︎
参考 日本酒学講師日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 SSI専属テイスター
専属テイスターとは、唎酒師の上位資格の酒匠を取得した者から選抜されるのが、専属テイスターです。テイスティングのプロ中のプロといえますね。
専属テイスターになると、SSI研究室からテイスティングの業務を一部委嘱され、またセミナー講師、イベントなどで指導など、日本酒・焼酎テイスティングのプロとして、活躍できます。
受験資格
・「酒匠」認定者を対象に、育成講座に5回以上参加する必要があります。
試験内容
・テイスティングの選考会にて一定以上の成績をおさめた者から選抜される。
検定料
育成講座費用➡︎一回:15,000円 5回参加で、75,000円
詳しくはこちら⬇︎
参考
専属テイスター日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
SAKE DIPLOMA
ワインの日本ソムリエ協会が2017年、新たに日本酒の資格「SAKE DIPLOMA」を発足し、大きく注目された資格です。
日本酒において、まだまだワインのソムリエのように、料理に合わせた最適なお酒を提案できる人が少ないのが事実です。
日本酒が需要が世界で求められている中で、日本ソムリエ協会が「日本酒も正しい知識、提供方法で、日本酒を広めていくべきだ」との考えのもと、資格が発足しました。
受験資格
20歳以上ならどなたでも
試験内容
- 1次試験筆記試験
日本酒全般の知識
- 2次試験テイスティング・論述試験
日本酒4種+焼酎2種の利き酒
検定料
- 会員:17,210円
- 一般:25,440円
+入会金など(条件さまざま-詳しくはホームページへ)
詳しくはこちら⬇︎
参考
SAKE DIPLOMA一般社団法人日本ソムリエ協会
いかがだったでしょう。
もし日本酒を勉強したいのであれば、日本酒の資格は、知識、テイスティングの基礎を学べるので、最初に資格を取得されることを推奨します。(資格なしの独学はあまり勧めません)
また、私のオススメの資格は、最初に唎酒師か、国際唎酒師。その後にSAKE DIPLOMAの順で受験することをオススメします。
また要望があれば、唎酒師、国際唎酒師の勉強方法の記事も書こうかなと思ってます。
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